2018.08.29(水)

ドローンで事故を起こさないために!事故の原因や予防法を知ろう

ドローンで事故を起こさないために!事故の原因や予防法を知ろう

あまり意識していない方もいらっしゃるかもしれませんが、ドローンは使い方を誤ると、人の命をも奪うような重大な事故を起こしてしまうおそれがある機械です。ドローンの事故がきっかけになって2015年に航空法が改訂されたものの、未だ墜落等の事故が多くおこっています。

ドローンは、正しく使えれば非常に便利なものです。ドローンを便利に使っていくには、これまでの事故からなにが悪かったのを学び、安全に配慮していかなければなりません。この記事では、ドローンの事故を起こさないためにはどうすればよいかに加え、事故を防ぐためのドローンの機能やグッズをご紹介します。

実際にあったドローンの事故とは

ドローンは近年、ビジネスや趣味の道具として急速な広まりを見せています。それに伴い、ドローン事故は増加傾向にあります。国土交通省の発表によれば、2018年だけでも80件以上のドローン事故が起きているようです。この章ではまず、過去に実際に起きたドローンの事故についての詳細を見ていきましょう。

イベント会場でドローンが墜落

2017年11月、とあるイベント会場で飛ばされていたドローンが墜落し、6人がケガを負う事故が発生しました。このイベントには子どもが多く集まっており、負傷者の中には4名の子どもが含まれています。

当時イベントでは、ドローンからお菓子をばらまくという内容の催しがおこなわれていました。大勢の人の上空でお菓子をばらまいていたドローンですが、突然バランスを崩し、そのまま人が集まっているところに落ちていった形になっています。

お菓子による過積載が原因と考えられますが、そもそも人混みの中でドローンを飛ばしたこと自体も問題視されています。結果的には、ドローンのイメージを大きく悪化させた事故になってしまいました。

姫路城にドローンが衝突

2017年6月に、姫路城の敷地内でドローンを墜落したという事故が発生しています。姫路城ではこれ以前にも大天守にドローンが衝突する事故が起きており、ドローン飛行に対して非常に厳しい目を向けられている場所のひとつになっています。

原則として、航空法では建物から30メートル未満の距離でのドローン飛行が禁じられています。また、姫路城に限らず無許可で建物や私有地のまわりを飛行させてはいけません。

ヘリコプターにドローンが接近!

2017年10月には、石川県警のヘリコプターとドローンが上空約600メートルで接近する事例が発生しています。このケースでは衝突こそしなかったものの、もし衝突していれば、大事故につながっていたおそれがあります。

ドローンを150メートル以上の上空に飛ばすには国土交通省の許可が必要になりますが、ドローンの操縦者は許可申請をしていなかったとのことです。

ドローンは異常接近に注意!

なぜ、ドローンの事故がおこるのか?

ドローンの墜落や法律違反などの事故は頻繁に起きていますが、そもそもなぜドローンの事故は発生してしまうのでしょうか。事故の原因として考えられるのは、以下の3つの事項です。

ドローン操縦技術が足りない

「ドローンは手軽に空撮などをおこなえるラジコンのようなもの」と思われていることもありますが、それは大きな間違いです。ドローンはラジコンよりも重量があり、長距離まで飛ばすことができる「無人航空機」です。

無人航空機を安全に操縦するためには相応の練習と技術が必要になりますが、それを知らずに軽い気持ちでドローンを飛ばしてしまい、事故につながるケースが後を絶ちません。

想定外の風にあおられた

ドローンは初心者が想定する以上に、風の影響を大きく受けてしまうものです。また、地上と上空では風の吹き方が大きく異なることも珍しいことではありません。

風の影響を甘く見て危険な状況でドローンを飛ばしてしまい、そのまま操縦不能に陥るケースが多く発生しています。ドローンを飛ばすまえには天気予報をよくチェックしておき、強風が吹きやすい状況下では絶対に飛ばさないようにしましょう。

ドローン飛行の知識不足

そもそも違法になる飛行、事故につながるような飛行をしていることに気づいていないケースも多くあるようです。ドローンは、航空法で安全に飛行させるためのルールが厳格に定められています。

知らず知らずのうちに危険な飛行をして事故を起こしてしまわないよう、事前にしっかりルールについて勉強しておきましょう。航空法については、次の章から解説していくので参考にしてみてください。

2015年に航空法が改訂

ドローンの事故が相次いだことに伴い、2015年12月に航空法が大きく改訂され、ドローンについて明確かつ厳格な規制が設けられることになりました。また、それ以降も頻繁に規制内容の改訂がおこなわれています。この規制を把握して守ることは、ドローン操縦者としての最低限の心構えです。この章では、ドローンの飛行ルールについて解説するので参考にしてみてください。

航空法で定められているドローンのルール

2015年改訂の航空法では、機体重量200グラム以上のドローンに対して、以下の規制が設けられています。

150メートル以上の高さの飛行

ドローンは原則、150メートル以上の高さでの飛行が禁じられています。この高度は飛行機やヘリコプターが飛行する高さに近いものであり、接触事故のリスクが一気に高まるため、このような規制が設けられています。

人口集中地区の上空の飛行

国土地理院では、国勢調査のデータをもとに人口集中地区というものを定めています。DID(Densely Inhabited District)とも呼ばれており、原則このエリア内ではドローンを飛行させることはできません。

空港周辺の飛行

飛行機とドローンの接触を防ぐため、空港でのドローン飛行はとくに厳しく規制されています。「全国すべての空港から6km以内」「羽田や成田、関西など全国16か所の主要空港から24km以内」でのドローン飛行は原則禁止とされています。

夜間の飛行

夜の暗い環境では。飛行中のドローンを目視することが難しくなってしまいます。そのことから事故のリスクが非常に高まるため、夜間の飛行は禁止されています。

目視外飛行

ドローンの飛行は、ドローンが目視できる範囲内でおこなわなければなりません。肉眼では見えない範囲にドローンを飛ばしてしまうと、予想外の接触事故などを起こしてしまうおそれがあります。

人、建物、車から30メートル以内の飛行

ドローンの操縦でとくに気を付けるべきは、人や物との衝突です。ドローンとの衝突を避けるため、人や建物、車から30メートル未満の範囲でドローンを飛ばすことは禁じられています。

人が集中するイベントなどの上空150メートル以内の飛行

人が集まるお祭りやライブなどの、イベント会場上空でのドローンの飛行は制限されています。もしも飛行させる場合は、墜落時の被害を最小限に抑えるためにも、ドローンの飛行高度に応じて立ち入り禁止区画を設けることが義務付けられています。

ドローンから物を落とすのは

近年では、ドローンを使った物の輸送サービスが実用化に向けて研究されています。しかし、原則としてドローンから物を投下するのは航空法で制限されており許可申請が必要です。

ドローンでの物の運搬

薬物や刃物、ガソリンなどの危険物の運搬は禁止です。近年では、ドローンで農薬散布することによって、農業の効率化が図れると期待されています。しかし、農薬も危険物に対象に含まれているため、農薬散布をおこなう際は国土交通省に許可の申請が必要になってきます。

道路からの離着陸

ドローンには、航空法以外にも適応される法律があります。そのうちの1つが道路交通法です。ドローンを公道の上空で飛行させる場合は、道路交通法に従って警察に許可の申請をする必要があります。

免許が必要な周波数帯のドローンの無免許飛行

ドローンは、利用している周波数帯によっては「アマチュア無線技士」や「陸上特殊無線技士」などの資格が必要になってきます。周波数帯が5.7~5.8GHz帯のドローンを利用する際は、これらの資格がないと電波法に違反することになってしまうのです。

申請を提出しなかった場合は?

資格や申請が必要な状況にも関わらず無許可でドローンを操縦した場合、法律によって厳格に罰せられることになります。ドローンに関わる罰則は、おもに以下の内容になります。

  • 航空法によるドローン規制範囲での無許可飛行:50万円以下の罰金
  • 免許が必要な電波の無許可使用:電波法違反で1年以下の懲役または100万円以下の罰金
  • 無許可での道路からの離着陸:道路交通法違反で3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
  • 国の重要施設周辺の無許可飛行:1年以下の懲役または50万円以下の罰金

また、ドローンを墜落させて文化財を傷つけてしまったり、ドローンの飲酒運転をしてしまったりすると次のような罰則もあります。

  • 文化財の破損:5年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金
  • 飲酒後のドローン操縦:3年以下の懲役または50万円以下の罰金

これらの規制や罰則は、ドローンでの事故を防ぐために定められているものです。ドローンの事故を起こさないためにはこれらのルールを守るのはもちろんのこと、事故防止の対策をしておくことも非常に大切なことです。次の章では、ドローンの事故を防ぐための方法についてご紹介していきます。

事故を起こしたら?

ドローンで事故を起こさないために

ドローンの事故はおもに、操縦スキルの不足やバッテリー切れによっておこっていることが多いものです。それらによる事故を起こさないために、事故防止のグッズや機能について知っていきましょう。

パラシュートコードを利用する

操縦の練習をする際の事故防止として非常に手軽、かつ効果的なのが、パラシュートコードです。

パラシュートコードは、伸縮性の高いヒモでパラコードとも呼ばれています。ペット用のリードのようにドローンに括りつければ、ドローンが風に流されるなどして予期せぬ方向へ飛んでいくのを防ぎ、不意の衝突による墜落を防止することができます。

パラシュートコードは練習時以外にも、人が集まるイベントなどで飛行させる場合に事故防止のアイテムとして活用することができるでしょう。ただし、コードがつながっていることによってバランスを崩してしまったり、コードが絡まってしまったりすることもあるため、取り扱いには注意が必要です。

バッテリーアラームを確認する

バッテリー切れによる墜落を防ぐためには、バッテリーアラームをよく確認しておく必要があります。バッテリーアラームとは、バッテリーの残量が少ないときに発せられるサインです。

多くのドローンは、機体についているLEDの点滅などによってバッテリー切れの警告を発するので、そのサインを見逃さないようにしましょう。

また、ドローン本体ではなくコントローラーのバッテリー切れにも注意が必要です。コントローラー側のバッテリーアラームがないものもあるため、ドローンを飛ばす際はコントローラーのバッテリーも忘れずに確認しておくようにしてください。

フェイルセーフという機能を利用する

一部のドローンには、フェイルセーフという機能が備え付けられています。この機能が備わったドローンは動作になにか異常があった際、自動的に上空待機や安全な場所への着陸をおこないます。初心者の方は、なるべくこの機能があるドローンを選びましょう。

事故を防ぐためには

ドローンで事故を起こさないためにも、スクールで技術を身に着けよう!

ドローンの機能やグッズを活用することで、ある程度は事故を防止できます。しかし、事故を防ぐために一番大切なのは十分な操作技術と知識を身に付けておくことです。

ドローンをより安全に飛ばすためには、ドローンスクールを利用して技術と知識を学ぶのがおすすめです。ドローンスクールでは、操作技術や安全に飛行させるための知識を学ぶことができます。事故を起こさないために、ぜひドローンスクールの受講を検討してみてください。

まとめ

ドローンは正しく使えればよい趣味になるだけでなく、ビジネスにも活用できる機械です。しかし、操縦技術や知識の不足が原因で、各地でドローンの墜落事故や衝突事故が相次いでいます。

事故を防ぐためには、ドローンの規制やこれまでの事故の原因についてしっかりと理解して、事故防止のグッズや機能を上手く活用することが大切です。また、確実な操縦技術を得るために、ドローンスクールの授業を受けてみるのもよいかもしれません。安全への配慮を忘れずにドローンを楽しみましょう。

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