2018.08.29(水)
名古屋でドローンを飛ばしたい!知っておくべきドローンの規制法とは

テレビ番組でも頻繁に使われるようになったドローン。空高くから見える美しい景色はドローンならではの映像と言っても過言ではありませんよね。
そんな美しい景色をみて、またはドローンを操縦する姿をみて「自分でもドローンを操縦したい!」と思ったことはありませんか?しかし、そのためには知識が必要です。
まず、ドローンにはさまざまな規制があることをご存知でしょうか。何も知らずにドローンを飛ばしてしまうと航空法に違反する恐れがあります。
今回はドローンを飛ばしてもよい場所と、飛ばしてはいけない場所について分かりやすく解説していきます。「愛知県内の各所や、名古屋市内でドローンを飛ばしてみたい!」とお考えの方はぜひ参考になさってください。
ドローンはどこでも飛ばせない!
ドローンはどこでも自由に飛ばせると思い込んでしまっている方は危険です。ドローンは無人航空機(ラジコンも含む)として扱われ、200g以上の重量のものにおいては「無人航空機に係る航空法」というものが適用されます。
その法に基づき、ドローンの飛行には許可が要る空域と、不要な空域があるということを知っておく必要があるでしょう。
・許可が必要な空域
A) 空港等の周辺の上空の空域
B) 150m以上の高さの空域
C) 人口集中区の上空
いずれも安全性を確保し、許可を受けた場合は飛行可能となります。上記以外の空域では、許可なく飛行可能です。なお、航空法に違反した場合50万円以下の罰金が科せられるので十分注意してください。
では、愛知県内の各所や名古屋でドローンを飛ばすにはどこが最適なのでしょうか。

愛知では河川が穴場?!
前章で許可のいる空域をみましたが、それ以外の空域となればおそらく河川や海という選択になってくるでしょう。
もちろん愛知県には海がありますが、木曽川をはじめとする多くの河川が流れています。そのため「海に行くよりも家から河川に移動する方が近い」という場合は、河川敷での飛行も良いでしょう。
それでは実際に飛ばせる河川敷にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつかご紹介します。
・矢作川河川敷
・境川河川敷
・木曽川河川敷
上に示した大きな川以外に、小さな川でも自分のお気に入りの飛行場所が見つかるはずです。しかし河川敷であっても、人口集中区に該当する場合は、飛行に注意してください。
愛知県内には河川が多くあることから、ドローン飛行が可能な場所が多くあります。一方で、人口集中区である名古屋市内にドローン飛行が可能な場所はあるのでしょうか。次の章でみていきましょう。

名古屋市内は飛ばせないの?
さて、本題の名古屋市内でのドローン飛行可能場所についてです。
名古屋市内は人口集中区であるため、航空法に従って国土交通省の許可をとれば、名古屋でドローン飛行は可能です。
しかし名古屋市が管理する公園では、名古屋市都市公園条例によりドローンの飛行が規制されています。そのため、国土交通省の許可がとれたとしても、市の条例により飛ばすことができません。
よって、残念ながら許可なく名古屋市内でドローンを飛ばすことは難しいでしょう。
それでも「名古屋市内でドローンを飛ばす場所を見つけたい!」という方には次の章で代わりとなる方法をご紹介します。
飛ばせない変わりにスクールはたくさんある
名古屋市内では自由にドローンを飛ばせない代わりに、ドローンスクールというものがあります。専用飛行場をもっている学校であれば、名古屋市内でドローン飛行も可能です。
また、独学で操作するよりもプロに教えてもらえるため確実にドローンの操縦技術を習得できるでしょう。ドローンスクールを選ぶ際、JUIDA認定の学校を目にすると思います。
JUIDA認定スクールとは、ドローンの発展のために運転の知識や技術を有する人材の育成を行っている学校であり、資格認定もあるので、ドローンスクールを検討するのであれば、こちらを選ぶのが最適でしょう。
実際に、名古屋市内にあるドローンスクールをいくつかご紹介します。
金山駅から徒歩7分に位置するJUIDA認定の学校です。名古屋市内に屋内練習場を保有しており、さらにドローンスクールとしては数少ない屋外練習場を岐阜県に保有しています。
名古屋市内で唯一150mまで飛行可能な飛行場で操縦訓練を行えるJUIDA認定スクールです。さらに、通常の訓練よりレベルの高い飛行法の指導も受けることができるので、より高い技術を求める方に適しています。
名古屋市内で夜間も通えるドローンスクールです。こちらはJUIDA認定ではないようですが、夜間のスクールはここが名古屋市内初ということで、夜間で探されている方には適しているでしょう。また、定期的に屋内練習場の無料開放を行っている点も魅力的です。
駅から徒歩3分に位置する、県下最大級の練習場を保有するスクールです。また、様々なコースを備えており、卒業後のアフターフォローの充実さも魅力のひとつといえるでしょう。

まとめ
最近よく見るようになったドローン(200g以上のもの)は、航空法の対象となっており、使用する場合には注意が必要です。
河川の多い愛知県内においては、ドローンの飛行や撮影をする際に許可が要らない河川もあります。それが自宅付近の小さな河川であれば、自分のお気に入りの穴場スポットとなるでしょう。
一方、名古屋市内でドローンを飛ばすには許可が必要なうえ、市が管理する公園においては条例により飛行不可となっているため、名古屋市内でのドローン飛行は難しいようです。
もし、名古屋市内でドローンを飛ばしたいのであれば、市内のドローンスクールに通うのがよいと思われますので、自分の通いやすいスクールを探してみましょう。
