2018.07.26(木)
360度カメラを知ろう。360度カメラのおすすめをご紹介!

最近話題になっているカメラの一つが360度カメラです。InstagramやTwitterなどSNSの普及もあり、そんなに珍しいものではなくなってきています。そんな360度カメラにはどのような魅力があるのでしょうか?
この記事では360度カメラの魅力や仕組み、ドローンなどによる特殊な撮影方法についてご紹介しています。360度カメラについて気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
360度カメラの魅力
そもそも360度撮影できるとどのようなときに活躍し、360度カメラにどのような魅力があるのか気になりますよね。まずは360度カメラの魅力についてみていきましょう。
スマホに取りつけられる
360度カメラと聞くと敷居が高そうですが、手軽にスマホに取りつけることができることもあり、人気があります。
スマホの携帯バッテリーのように差し込むだけととても簡単なので、気軽に楽しむことができます。
感動を伝えられる
旅行先などでキレイな建築物や大自然を見つけても、全部を写真に収めるのは難しいと思います。通常ならば写真に収めるために距離をとる必要がありますが、360度カメラならばその必要がなくなります。360度取れることによって感動や臨場感をより伝えやすくなります。
独特な写真を撮影できる
360度カメラと聞くと、横に長いパノラマ写真をイメージする人が多いと思います。しかし、360度カメラは上下にも対応しているため、普段私たちが見ている視点とは違い、独特な写真を撮ることができます。
平面加工できる
360度カメラで撮影すると、写真が独特の雰囲気になります。これが好きという人も多いと思いますが、なかには一般的な写真がいいと感じる人もいるでしょう。そんなときに活躍するのが平面加工です。
平面加工によって360度のうちの1部を切り出し、まるで普通のカメラで撮ったかのような写真にすることができます。専用アプリなどによってスマホで簡単にできるのでおすすめです。
撮影者が映る
360度撮影することができるため、撮影者が映らないといった問題を解決してくれます。小さなお子さんの成長記録を残すなど、普段撮影者が映りにくい場所で活躍します。

ドローンにつけるとどんな撮影ができる?
さまざまな魅力のある360度カメラですが、ドローンに取りつけることで変わった撮影をすることができます。
ドローンを高く飛ばすことによって普段撮れない視点や、普段撮影できない場所を撮れることも魅力です。
またスフィア撮影という撮影方法があります。スフィア撮影は別名で球面撮影と呼び、その名の通り撮った写真が球体になります。
ドローンで撮影した景色が1つの惑星のようになり、とても神秘的です。また、ドローンを動かすことでさまざまな球体にすることができ、スフィア撮影だけでとても楽しめます。
スフィア撮影の仕組みとしては、ドローンが360度の景色を46枚の写真に収め、それを合成することで作られています。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、ボタン1つ押すだけで自動に撮影、合成まで行ってくれるため、知識のない方でも簡単に撮影することができます。
このスフィア撮影ですが、ドローンにおいて高いシェア率を誇るDJIという会社の製品のなかでも「SPARK」と「MAVIC AIR」の2種類で撮ることができます。
高度な撮影をしたいというかたには、360度カメラがおすすめですが、ドローンを安定して飛ばすことも重要です。ドローンを本格的に飛ばす前にはしっかりとした練習をしましょう。

半天球と全天球の違い
360度カメラにもいくつか種類があり、「半天球カメラ」と「全天球カメラ」の大きく2つに種類にわけられます。半天球カメラと全天球カメラを比較してみましょう。
全天球カメラ
全天球カメラは水平方向の360度だけでなく、上下についてもどこまでも撮影することができるタイプです。カメラの前後にレンズが1枚ずつついており、それぞれのレンズで撮影した映像を自動で合成することによってこの撮影が可能になっています。
一見デメリットがないように思えますが、どこまでも撮れることによって撮影者や三脚が写真に写ってしまいます。
半天球カメラ
レンズが1枚しかついておらず、半天球カメラでは左右に360度と上半分しか撮ることができません。
全天球カメラと比較してみると、デメリットしかないと思うかもしれません。しかし、半天球カメラを2つ用意し、撮影した映像を自分で合成することによって、全天球カメラよりもさらにクオリティの高い映像を作ることができます。
360度カメラのおすすめ
360度カメラのさまざまな魅力について紹介してきました。360度カメラに興味を持った方は、実際にどのような商品があるのか気になりますよね。そこでここでは360度カメラのおすすめ商品についてご紹介していきます。
①Insta360 ONE

360度カメラにおいてかなりの人気を誇っているのがこの「Insta360 One」です。静止画は7K、映像は4Kとかなり高画質で撮影できるだけでなく、容量が128GBのマイクロSDに対応しています。また、映像のfpsは120fpsです。
1番の特徴は「バレットタイム撮影」を手軽に行うことができることです。スーパースローモーション撮影しつつ、カメラの位置がどんどん移り変わっていくのがバレットタイム撮影です。マトリックスの有名なシーンを想像していただくと分かりやすいと思います。
このバレットタイム撮影ですが、今まではかなり大掛かりな準備が必要で一般人が取れるような映像ではありませんでした。しかし、このInsta360 Oneでの撮影方法は、Insta360 ONEを自撮り棒などにつけ、振り回すだけととても簡単です。また、ドローンに接続することもでき、空からの映像を撮ることもできます。
バレットタイム撮影によって、ほかとは違った映像を撮りたい!そんな人にオススメします。
②RICOH THETA V

RICOHが出しているTHETA(シータ)モデルの1つです。 画質に対してあまりよくない評価を受けていたTHETAシリーズですが、このTHETA Vでは4k撮影することができるようになり、とてもきれいに撮ることができます。また、カメラにはマイクが4つ設置されており、RICOHのハイエンドモデルのため値段は高めですが、撮影した動画に臨場感があります。
③GoPro Fusion

アクションカメラとして有名なGo Proシリーズのなかでも、360度カメラに対応しているのが「GoPro Fusion」です。
5.2K動画を撮ることができるなど、画質がキレイなことも特徴の1つですが、1番の特徴は防水機能でしょう。サーフィンなどのマリンスポーツでも機能するように水深5mまでの防水に対応しています。また、強力な手ブレ補正がついているのもアクションカメラならではの特徴です。ほかのGoProアクセサリーとの互換性もあるため、既にGoPRoを持っている人にはおすすめです。
まとめ
360度カメラで撮る写真では、通常の写真よりも感動や臨場感をリアルに伝えることができます。また、スマホやドローンにつけることもでき、カメラに詳しくない人でも手軽に利用できることも特徴です。
カメラの種類もたくさんあるので、さまざまなメリットがある全天球カメラと比較してもいてもいいかもしれません。
ドローンによっての「スフィア撮影」や、Insta360 ONEでのバレットタイム撮影は圧巻です。
普段よりも違った写真を撮りたい方や、旅行先の感動や臨場感をより鮮明に残したい方は360度カメラがおすすめです。
しかし、ドローンは事故にもつながるため、自分の操作ができる範囲で選ぶことが大切なのではないでしょうか。
