2019.07.09(火)

ドローン農薬散布の料金はどれくらい?自分でやるのとどっちがお得?

昨今、ドローンはさまざまなビジネスで使われるようになってきています。その中でもとくに活躍が期待されている分野のひとつが、農業の分野です。ドローンを使って農薬散布などをおこなうことで、これまでよりも効率の高い農作業が実現できるようになっています。

そんな話を聞いて、自分もドローンを使った農業を試してみようと考えている方も多いことでしょう。今回はドローンで農薬散布をする料金や、自分でドローンを扱うための知識などをご紹介していきます。

ドローン農薬散布サービスが登場!料金の目安は?

農業の世界では以前から無人ヘリによる農薬散布が普及しています。しかし、無人ヘリは運用コストが高く、騒音による苦情を受けることも多いうえ、入り組んだ場所に入るのは難しいという問題がありました。

そのため、数日かけて手作業で農薬散布をおこなわざるをえなかった方も多くいらっしゃることでしょう。そんな無人ヘリの運用問題を解決するといわれているのがドローンであり、昨今ではドローンによる農薬散布を委託できるサービスも登場しています。

サービスを利用した場合のドローンによる農薬散布の料金は、1ヘクタールにつき3万円~5万円が相場になっているようです。料金にはドローンの運用費に加えて、農薬の料金も含む場合が多いでしょう。

ドローンは無人ヘリのような騒音はないうえに、コンパクトで小回りが利くため、これまでは手作業で消毒をおこなうしかなかった場所でも運用ができます。作業も早く、ドローンによる農薬散布をおこなうことで、2日かけていた作業が2時間で終わった例もあるようです。

農薬散布サービスなら、操縦に長けたプロの操縦で手軽にドローンによる農薬散布をおこなうことができます。ですが、もし本格的にドローンを作業に導入するのであれば、自分で農薬散布をできるようにしておくのもよいかもしれません。

ドローン農薬散布は自分でもできる

ドローンによる農薬散布の料金は、自分でドローンを動かすよりはずっと安いものです。それでも毎回その料金を払ったり、人を呼んで農薬をまいてもらうのは少々手間ですよね。

ドローンは基本的には誰でも免許なしで操縦できるものです。そのため、操縦の仕方さえ覚えれば、すぐに自分でドローンを動かすことができます。

しかし、農薬散布用のドローンを動かそうとした際には、技術や知識に加えて、国土交通省の許可や農林水産省の認定証が必要になります。なぜなら、ドローンは航空法などによって、さまざまな規制が設けられているためです。

ドローンの農薬散布用には国土交通省の承認が必要

ドローンの農薬散布用には国土交通省の承認が必要

航空法では「ドローンで危険物を輸送すること」と「ドローンから物を投下すること」を原則禁止としており、農薬散布はこの規制の対象になってしまいます。規制されている状況でドローンを飛行させたい場合は、国土交通省の承認を得る必要があります。

したがって、ドローンから農薬を散布するためには「危険物の輸送」と「物の投下」について承認を得るための申請をしなければなりません。

産業用マルチローター技能認定証を取得しよう

農薬散布用のドローンを動かす場合は、国土交通省の承認が必要なほか、農林水産省によって「産業用マルチローター技能認定証」の取得が義務付けられています。

産業用マルチローター技能認定証ドローンの汎用的な操縦技術に加え、農薬散布に関わる操縦技術や安全飛行に対する知識を認定するものです。この認定証はマルチローター教習施設での3日~5日の教習を修了することで取得することができます。

これらのような規制が設けられているのは、ドローンが重大な事故を起こす危険性ももっている機械だからです。ドローンをラジコンのようなものと考える方も多いですが、数キロの重さと鋭利なプロペラをもった「空飛ぶ凶器」にもなりえる機械です。規制の必要性を十分に理解して、安全に配慮して操縦するよう心がけましょう。

ドローン農薬散布を自分でおこなう場合にかかる費用

農業用のドローンと一口にいっても、さまざまな機種が販売されており、それぞれに異なった特徴をもっています。

機種代もそれぞれで大きく違いますので、農薬散布をする範囲と予算にあわせた機種を選ぶ必要があります。この章では農薬散布に使われるドローンをいくつかご紹介していきます。

DJI「AGRAS MG-1」

DJIはドローン業界における大手メーカーです。空撮用のドローンをはじめとしてさまざまな商品を展開しており、農薬散布ドローンの開発も積極的におこなっております。

この「AGRAS MG-1P RTK」は10分間に10Lの農薬散布が可能な大容量ドローンです。非常に正確な位置情報把握機能と均一な農薬散布機能をもっており、安全かつ高精度な作業をおこなうことができる実践的なドローンといえるでしょう。

最大22分飛行可能な大容量バッテリーに加え、3キロの距離まで電波を送受信することができるため、大規模な農場でも活躍が見込めます。

enRoute「AC1500」

enRoute(エンルート)は測量用などのビジネス用途のドローンをおもに取り扱っているドローンメーカーです。その中でも9Lの高積載タンクをもっている農業用ドローンが、今回紹介する「AC1500」です。

2019年3月より「AC1500」は改良モデルが販売されており、それまでのモデルよりも効率よく農薬を散布できるようになりました。また、ドローン操縦者のひとつの悩みとして、収納時の部品の取り扱いが面倒というのがあります。

多くのドローンは収納時に一部の部品を取り外す必要がありますが、「AC1500」はプロペラを折りたたむだけでコンパクトに収納することができます。

クボタ「MG-1SAK」

日本の代表的な農耕具メーカーであるクボタからも、農薬散布用ドローンが販売されております。このドローンは液剤と粒剤のどちらも利用でき、10Lの積載が可能となっています。そのため、ニーズにあわせて農薬の散布をおこなうことができます。

また、この機種には障害物検知機能が搭載されており、障害物の手前で自動的に減速および停止をすることができます。高度制御のレーダーも搭載されており、安全に飛行させることができるでしょう。

これらのドローンは、おおよそ200~300万円の機種代がかかってきます。

講習を受ける費用も考えておこう

農薬散布にドローンを導入する場合は、ドローン本体の値段だけでなく、認定証などの講習を受ける費用についても考えておく必要があります。とくに農薬散布用ドローンを飛行させるのに必要になる「産業用マルチローター技能認定証」の取得費用についてはきちんと予算に組み込んでおくべきでしょう。

教習施設によっても違いがありますが、産業用マルチローター技能認定証の取得には15万円~25万円の費用がかかるといわれています。

数百万円の機種代と講習費のことを考えると、外部のサービスを利用したドローン農薬散布の料金のほうがお得に見えてきてしまうかもしれません。しかし、長期的に見ればそうとも言い切れないのです。

長期的に考えれば自分でおこなうほうがお得!

業者によるドローンの農薬散布の料金は、たしかに自分で初期投資をしてドローンを使うよりも安いものです。しかし、長期的な農業散布を考えた場合、業者によるサービスを利用し続けているのはコストが高くなりやすいといえます。

長期的に考えれば自分でおこなうほうがお得!

農薬を使うのも、1回の収穫につき一度というわけではないことも多いでしょう。1ヘクタールにつき3万円~5万円が相場ですので、仮に10ヘクタールの畑に農薬を使うとなると、4~7回ほどの散布だけで200万円を超えることになるでしょう。

ドローンを自分で使う場合は、ドローン本体の導入費と講習費で300万前後の費用を払えば、あとは農薬代とドローンのメンテナンス費で運用していくことが可能になります。安全のため、さらにドローンスクールで20万円~30万円ほどの費用を払って教習を受けたとしても、数年で元がとれるはずです。

長期的に農業でドローンを運用する予定がある場合は、ぜひご自分でのドローンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

ドローンの活用方法は農薬散布だけじゃない

昨今では、ここまで紹介してきたドローンをはじめとしたデジタル技術を農業に用いた、「スマート農業」という考え方が広まってきています。AIなどの自動運転を用いることで、農業の働き方を改革し、人手不足などの問題を解消していくことが期待されているようです。

ドローンはそんなスマート農業の立て役者として、農薬散布だけでなく、肥料の散布や種まきに活用することもできます。また、ドローンに搭載されているカメラを用いた畑の見回りなどにも活用することができるでしょう。

業者によるドローンの農薬散布の料金は長い目で見れば、自身でドローンを導入するよりもコストが高くなりやすいです。自分でドローンを扱えるようになれば、農薬散布以外にもさまざまな場面でドローンを役立てることができ、最終的には農作業全体のコスト削減や作業効率化が見込めることでしょう。

まとめ

ドローンの農薬散布サービスは、操縦ができない方でも気軽にドローンを農業に導入することができる、とてもよいサービスです。一方、自身で農薬散布用ドローンを扱えるようにするには、機体の購入費や認定証の取得費などをあわせて200万円~250万円ほどの費用が必要になります。

一見高いコストに見えますが、ドローン農薬散布の料金を払いつづけることを想定すると、長期的に見れば自分でドローンを扱えるようにするのがお得といえるでしょう。

ドローンは、農薬散布以外にもさまざまな場面で農業に活用できるものです。スマート農業に興味のある方は、ぜひともドローンスクールに通って、本格的なドローン導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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