2019.06.21(金)
徳島はドローン飛行にうってつけ!空撮スポットとドローン特区を解説

徳島には美しい自然がたくさんあります。緑が豊かな竜ヶ獄や鳴門海峡など、たくさんの見どころがあります。こういった自然を空撮してみたい人と思う人も多いでしょう。
近年の空撮は主にドローンが使われています。ドローンはヘリに比べて、機体の小回りが利くのと低コストで導入しやすいメリットがあります。また徳島ではドローンによる町おこしをおこなっているなど、ドローン飛行に力を入れている風習があります。
こういったことから徳島ではドローンを気軽に飛ばせそうな気がしますが、実際はそうではありません。ドローンの飛行は条件や場所によって規制されることがあります。こういった知識を知らずに飛行させるのは危険です。この記事では徳島でドローンを飛ばすうえで必要になる知識を解説していきます。
目次
徳島はドローンを飛ばすのに最適!
徳島ではドローンを飛ばせる場所が他の県に比べてたくさんあります。一般的に他の県では自然が美しい観光スポットの飛行は禁止されていることが多いです。しかし徳島の観光スポットはすべてではないですが、ドローンの飛行が許可されている場合があります。
飛ばしたい場所が飛行禁止だったら?
徳島は自然が多いうえ、ドローンを飛ばせる場所も多いです。しかし人々が集まる日中などの飛行は事故の防止のため禁止されていることもあります。そのような場所で飛行させたいときにはその場所を管理する団体もしくは市役所に申請をおこなう必要があります。
また、ドローンの飛行は場所の規制以外にも法律によってさまざまな規制がかけられています。次の章ではドローンの飛行にかけられている規制について解説していきます。
いくら自然が多くても自由に飛ばしていいわけではない
徳島でドローンを飛ばす際に気を付けなくてはいけないのが航空法という法律です。航空法では主に「地表から150m以上の上空での飛行」「目視外の飛行」「人口集中地区での飛行」「夜間の飛行」が規制されています。
150m以上の上空での飛行は航空機飛行の妨げになってしまうため、規制されています。150mの高さというのは機体から直下の地表までを測った高度です。機体から地表までの垂直な距離が150mであれば飛行可能なため、山などの地表が高くなっている場所では、より上空に飛ばすことが可能です。
空撮をするにあたっては、目視外飛行と夜間飛行にも気を付けなくてはなりません。目視外飛行とは操縦者の目による確認が取れない範囲での飛行になります。補助者などの第三者の確認にのみよる飛行も目視外飛行になってしまうので注意しましょう。夜間というのは、国立天文台が発表する「日の入りから日の出までの間」のことを差します。
またドローンはエリアによって飛行が禁止される場合があります。人口集中地区という人口が密集したエリアでの飛行は墜落による人身事故の危険性が高いです。こういった理由から人口集中地区の飛行は禁止されています。このエリアは国土地理院のホームページ上の地図で調べることができます。地図上の赤く表示されている場所が規制されているエリアになります。
このようにドローンの飛行にはさまざまな規制がかけられています。規制について学んだら実際に飛ばしてみたいと思う人も多いでしょう。次の章ではドローンを空撮するのにおすすめのスポットを紹介していきます。

徳島の大自然を空撮で!オススメスポット
自然の多い徳島はドローンの空撮に適しています。しかし場所によっては許可申請は必要になる場合があるので、空撮をおこなう際には必ずそこの場所を管理する団体・市役所に連絡をおこなうようにしましょう。
- ●場所 轟の滝
- ●特徴 日本の滝百選の一つです。轟の名前通りに勢いのある滝の流れが魅力です。迫力ある空撮映像を撮るのにうってつけのスポットです。
- ●住所 徳島県海部郡海陽町
- ●場所 黒沢湿原
- ●特徴 黒沢湿原は60種類以上の野花と水生植物の花が魅力のスポットです。オニヤンマ・リスアカネ・ヒョウモンチョウといった生き物も見ることができます。
- ●住所 徳島県三好市池田町漆川黒沢
- ●場所 大川原高原
- ●特徴 大川原高原はたくさん咲くアジサイが魅力のスポットです。4月~9月まで放牧をおこなっているので、牛の空撮動画も撮ることができます。
- ●住所 徳島県名東郡佐那河内村大川原
このように徳島には魅力的なスポットがたくさんあります。さらに徳島ではドローン飛行を推進する取り組みがおこなわれています。次の章では徳島がおこなっているドローン特区について解説していきます。

徳島はドローン特区!?ドローンを推進している理由とは
徳島ではドローンによる町おこしをおこなっています。これは徳島の南に位置する那賀町を「日本一ドローンが飛ぶ町」にするための取り組みです。那賀町をドローン飛行が盛んな町にすることで、全国のドローン操縦士を呼び込むことが狙いです。
実際の取り組みとして県民に向けた講習をおこなったり、ドローン特区のPRビデオを作るなどドローン普及に向けて力を入れています。また林業・過疎地の高齢者への宅配サービスにドローンを活用することで町の活性化につながることが期待されています。
徳島で活動しているドローン関連団体
徳島ではドローンを普及させるためにさまざまな団体が活動しています。では実際にどのような団体が活動しているか紹介していきます。
- ●団体 徳島ドローン協会
- ●特徴 企業・大学・行政組織と連携してドローン普及を推進している団体です。
- ●URL http://www.tokushima-drone.com/
- ●団体 一般社団法人徳島県ドローン安全協議会
- ●特徴 ドローンの安全飛行・管理に関しての研究をおこなっている団体です。
- ●URL http://tokushima-d-s.info/001.html
- ●団体 一般社団法人日本UAS産業振興協議会 JUIDA
- ●特徴 認定スクールで100人のドローン操縦士育成を目指している団体です。
- ●URL https://tokushima-droneschool.com/about
ドローンスクールでビジネスチャンスにそなえるのもアリ
今後の徳島ではドローンがさらに普及していくことが予想されます。そうなると徳島で新たなドローンビジネスが生まれる可能性が高いです。新たなビジネスが生まれるとドローン操縦士の需要が高まります。
ドローン操縦士としてビジネスチャンスを狙いたい方はドローンスクールに通うことをおすすめします。ドローンの飛行には航空法や電波法などの専門的な知識が必要になります。また、資格も必要になってくることもあるでしょう。
そこでスクールでは、操縦技術だけではなく知識も直接教わることができます。スクールに通えば確実なドローン操縦のノウハウを得られるでしょう。
また、資格取得の講座もおこなっています。知識・技術取得だけではなく、資格の取得には大きなメリットがあります。専門的な仕事に就けるようになるだけでなく、資格を持っていると国土交通省への許可申請がおりやすいメリットがあります。
他にも知識と技術の証明になるので企業と仕事をするうえで優位に働きます。このようなメリットからドローンスクールに通ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
徳島はドローンを飛ばせる場所が他の県に比べて多いです。徳島の観光地での飛行は禁止されていない場合が多いですが、人は多い日中の飛行は事故の防止のため禁止されています。
徳島でドローンを飛ばす際に気を付けなくてはならないのが航空法です。規制内容としては150m以上の上空・目視外・人口集中地・夜間の飛行です。規制を知らずに飛行させると違反になり、罰則を受けてしまいます。しっかりと規制を学んでから飛行をおこなうようにしましょう。
徳島はドローンによる町おこしをおこなっています。徳島の南に位置する那賀町を「日本一ドローンが飛ぶ町」にして全国からドローン操縦士を呼び込む狙いです。このように徳島では今後さらにドローンが盛んになってきます。
ドローンによる新たなビジネスが生まれる可能性があります。ドローン操縦士としてビジネスチャンスを狙いたい方はドローンスクールに通って資格を取得すると有利に働きます。
