2019.05.31(金)

鳥獣被害対策にドローンを活用!メリットや取り組み事例を紹介

鳥獣被害対策にドローンを活用!メリットや取り組み事例を紹介

近年、野生鳥獣による被害が深刻化してきています。鳥獣の生息域が拡大したことや、捕獲数が減少したことなどが原因とされています。この記事にたどり着いた人も鳥獣からの被害に頭を悩ませているのではないでしょうか。

しかし、そのような中でドローンを使った鳥獣被害対策が注目を集めています。ドローンを用いることで、コストの削減や作業の効率化などたくさんのメリットが期待できるからです。実際にドローンを使った鳥獣被害対策を実施している自治体もあります。

そこで今回は、鳥獣被害対策について、ドローンをどのように活用をしているのか、またドローンを使うメリットなどを詳しく紹介していきます。効率のよい鳥獣対策方法を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

野生鳥獣による被害の実態

鳥獣被害でもっとも深刻とされているのが農作物の被害です。膨大な労力と時間をかけて育てた作物が一晩にして食い荒らされてしまう、なんてことも珍しくありません。農林水産省の調査によると、野生鳥獣による農作物被害のうち、7割がシカ、イノシシ、サルによるものだそうです。ほぼすべての県で、この3種類の動物による被害額だけで合計が1,000万円以上となっています。

森林・林業被害も深刻化しています。鳥獣が森林の草木を食べつくすことで、木材資源の減少や、土壌の侵食などの被害が出ます。森林・林業被害のうち、シカによる食害や剝皮被害が全体のおよそ3/4も占めているそうです。

また、鳥類による漁業被害や水質汚染被害も年々増加傾向にあります。特に、カワウという鳥による被害が深刻で、川や海の野生の魚を食べつくすだけでなく、養殖の魚を捕獲することもあるそうです。平成18年度のカワウによる被害総額は約73億円にものぼると推測されています。

このように、野生鳥獣による被害は計り知れません。国や地方自治体もあらゆる鳥獣被害対策に力を入れています。

鳥獣被害対策にドローンを活用!メリットや取り組み事例を紹介

鳥獣被害対策にドローンを活用!3つのメリット

さまざまな鳥獣被害対策がおこなわれていますが、なかなかその被害はなくなりません。そこで近年、ドローンを活用した鳥獣被害対策が画期的であると注目を浴びています。

ドローンを使った対策には、従来の方法にはなかったメリットがたくさんあります。ここでは、3つのメリットを紹介します。

鳥獣の個体数や生息域の調査

ドローンを用いて、上空から鳥獣の個体数や生息域を調査します。従来の目視での調査や、足跡やフンなどの情報から推測する方法よりも、より正確な情報が得られるというメリットがあります。

シカやイノシシは枯れ葉などと同化してしまうため、目視での発見が難しいのですが、ドローンで撮影した映像を解析することで、見逃す可能性も減るでしょう。さらに、ドローンに赤外線サーモグラフィを搭載すれば、夜間でも撮影が可能になるので、24時間体制で調査をおこなうことができます。

労力軽減

従来は、鳥獣に関する調査や追い払いに膨大な時間と労力を要していました。しかし、ドローンを用いることで、人間が踏み込みづらい場所の調査も容易になります。短時間で広範囲の調査が可能になり、人件費やコストの削減が期待できます。

追い払い

最近では上空からの調査だけでなく、ドローンで鳥獣を追い払うという試みがされているのです。追い払うといってもドローンの機体で追いかけ回すというわけではありません。

シカやイノシシなどの野生動物は超音波を不快に感じる習性があります。そこで、ドローンに超音波を発する特殊な機械を搭載し、超音波を発しながらドローンを飛行させることで、鳥獣を追い払います。

この超音波は人には聞こえないため害がありません。また、電気柵や罠による捕獲などに比べて、動物に近づく必要もないので安全な方法といえるでしょう。また、超音波を発しないドローンでも、飛行する音で野生動物が逃げていく例もあります。ドローンを飛行させること自体が、鳥獣の追い払いにつながるといってもよいのではないでしょうか。

ドローンを使った鳥獣害対策の実験

ドローンを使った鳥獣被害対策は、すでにさまざまな地域で試行されています。代表的な例として、神奈川県の「神奈川鳥獣被害対策支援センター」による試みを紹介します。

この支援センターでは、ドローンの自動飛行機能を利用して鳥獣被害のある地域を上空から撮影し、調査しました。結果として、獣道や食害の痕のような被害の発見や、柵や罠の設置状況の確認をおこなうことに成功しました。

また、従来の人間だけの調査方法では約3ha(30000㎡)の農地を調査するのに約8時間かかっていました。しかし、ドローンを利用することで調査時間は4分の1の2時間まで短縮されるなど、所要時間が大幅に改善されたことも報告されています。

一方で、障害物によって撮影が阻まれることもあり、その場合は現地に行って目視で確認しなければならないという課題も見つかりました。

鳥獣被害対策にドローンを活用!メリットや取り組み事例を紹介

鳥獣害対策にドローンを活用するためには

ここまで読んで、「鳥獣被害対策にドローンを活用したい!」と思った人も多いのではないでしょうか。では、鳥獣被害対策にドローンを用いるためには、いったいどのような準備が必要となるのか解説していきます。

ドローンを飛ばすためには「航空法」「道路交通法」などのドローンにかかわる法律についての知識を身につける必要があります。知らずにドローンを飛ばしてしまうと、法律に違反して罰金が科されてしまいます。

また、正確な操作技術が必要不可欠です。操作を誤れば人にぶつけてケガを負わせてしまったり、器物を破損してしまったりする危険性もあります。そのような事故や事件を防ぐためにも、操作技術が身についてから、応用するようにしましょう。

ドローンによる鳥獣対策に力を入れている自治体では、勉強会をおこなっているところもあります。無料で受講できるところもあるので、一度参加してみるといいかもしれません。

「効率よく確実に、ドローンの知識と技術を身につけたい」という人にはドローンスクールをおすすめします。ここでは、座学や操縦訓練などを通して、ドローンに関する知識・技術を効率よく学ぶことができます。ドローンの資格も取得することができるため、スキルの証明にもなるでしょう。

まとめ

ドローンを使った鳥獣被害対策にはさまざまなメリットがあることが分かりました。従来の方法ではできなかったアプローチができることから、今後よりいっそう注目を集めると考えられます。

実際に、すでにドローンを使った実験をおこなっている市町村もあります。近いうちに鳥獣被害対策の主流となるかもしれませんね。

鳥獣被害対策にドローンを活用するためには、ドローンの知識や技術が必要になってきます。自治体によって開催されている勉強会に参加したり、効率よく習得できるドローンスクールに通ったりして、画期的な鳥獣被害対策をしてみてはいかがでしょうか。

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