2019.02.15(金)

日本の農業を支える精密農業とは?精密農業とドローンの関係性に迫る

日本の農業を支える精密農業とは?精密農業とドローンの関係性に迫る

日本のお米は、とてもおいしくて高品質です。パスタやパンなどの人気・手軽さに伴って米離れが叫ばれていますが、現在でもお米を食べている家庭も多いのではないでしょうか。ほかにも農作物全体として、高品質で多くの品種が作り出されています。その農作物を作っているのは、農家です。

しかし、農家や農業では多くの問題を抱えています。問題解決の方法として取り入れられ始めているのが「精密農業」という方法です。

今回は精密農業とはどのようなものなのか、取り入れるとどんなメリットがあるのかなどをご紹介します。また、なぜ精密農業がドローンと関係しているかにも迫っていきます。最新の農業に興味のある方やドローンの活用方法を探している方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

今注目の精密農業とは

精密農業とは、農地の土壌状態や農作物の状態をしっかりと観察し、生産性などを細かく制御して、農業運営に役立てる管理方法をいいます。精密農業という言葉は多くの国で使われていますが、捉え方が違うようです。イギリスでは、ひとつの農地をさまざまなレベルで管理する方法をいうそうです。日本の場合は、結果に基づいたきめ細かい管理方法のことになります。

現在、精密農業を支えるのは最先端技術です。最先端技術を導入することで、農地や農作物をしっかりと観察し、出荷量などを制御できています。精密農業は以下のサイクルでおこなわれているといわれています。

「1観察→2制御→3結果→4解析・計画→1に戻る」というサイクルを繰り返すことで、農作物の生産性や品質向上を目指しているのです。1の観察では土壌や農作物の生育状況を、2の制御では肥料や農薬を与えることなどです。3の結果は収穫、4の解析・計画では農作物の収穫数がなぜこうなったのか過去の結果を踏まえた解析をおこない、次の農業計画に反映させるのです。

今注目の精密農業とは

精密農業がもたらす効果

そもそも近年に、精密農業が取り入れられるようになったのは生産性を安定し、品質を高めるためです。しかし、精密農業がもたらす効果は、日本の農業が抱える以下の問題の解決とも関係しています。

1点目の問題は、人手不足です。農業では3Kという「きつい・汚い・給料が低い」という問題があり、若年層が農業から離れていっていました。さらに、人口減少社会に突入した日本では、農業に限らずさらなる人手不足が深刻化しています。

2点目の問題は、品質のばらつきです。日本の農作物は高品質といわれています。それは、長年農業に携わってきた農家の経験や、勘に基づくノウハウがあるからこそ高品質の農作物が作れるのです。つまり、経験が少ない若年層の農家は、高品質の農作物を作るのがむずかしいといえます。

そのため、ベテラン農家と経験が少ない農家の農作物を比べてしまうと、ベテラン農家の農作物の方が売れてしまうのです。結果、農作物が売れない経験が少ない農家は、農業を引退してしまいます。2点目の問題は、品質だけでなく後継者が育ちにくいという問題にも直結しており、人手不足とも大きく関係しています。

しかし、近年の精密農業では最先端技術を活用してあらゆる作業の効率化を図っています。そのため、農業における負担が軽減され3K問題も一部解決できるのです。また、細かく管理する方法にパソコンなどを活用すれば、データという結果をもとに同品質の農作物を収穫できます。育てた作物の収穫日が細かくわかるので、生産性サイクルを潤滑に回せるのです。

このような効果を得らえるので、精密農業を多くの農家が導入しています。つづいては、精密農業の導入事例を見てみましょう。

精密農業の主な導入事例

現在の精密農業は、ロボットやAIなどを取り入れたスマート農業とも呼ばれます。ここでは、最先端の精密農業の導入をご紹介します。

ビニールハウスにIoT

ビニールハウスでの栽培は、温度管理や湿度管理がとても重要です。ビニールハウスにセンサーを取り付けることで、ハウス内の温度や湿度が確認でき、調整が簡単にできるようになります。さらに、IoTの利点はハウス内にいなくとも、遠隔地からの操作が可能なことです。

収穫ロボット

農作物の収穫をロボットがおこないます。ロボットにあらかじめ、収穫時期の農作物を登録しておくことで、収穫に適した農作物のみを収穫できます。これは、安定した品質の農作物の供給につながるのです。

専門タブレット

専用のアプリをタブレットにダウンロードすることで、精密農業が可能です。人工衛星などからの農地の農作物を確認します。農地を農作物の成長度合いによって色分けし、農作物の収穫順位を決められます。

精密農業にドローンが活躍

精密農業には、ドローンがひとつの重要な位置をしめています。ドローンが、農地上空を飛び調査します。上空を飛ぶときは自動飛行をおこなうので、農家の手をわずらわせません。ドローンには、赤外線センサーやカメラ、マルチスペクトラルセンサーなどを搭載することで、農作物の成長度合いを把握できるのです。

調査する内容は農作物の成長度合いだけでなく、害虫の発生状況や場所なども把握できます。さらに、害虫の発生箇所にのみ農薬を散布することができ害虫を駆除して、農作物の成長のばらつきをおさえることができます。成長のばらつきをなくすということは、一定の収穫量を確保することにもつながっているのです。

さらに、ドローンが調査した結果は、随時データとして蓄積されていきます。その蓄積したデータをもとに、ドローンが農作物を害虫に食べられたかどうかを判断します。

ドローンの導入によるメリットは、品質や生産管理だけではありません。従来の農作業にかかっていた時間を大幅に縮小することが可能なのです。ある農家は、必要箇所にのみ農薬を散布するので、散布量が3分の1程度におさえることができ、コスト削減にもなったといっています。

ドローンの自動操縦にはデメリットもある

海外の精密農業事情

精密農業は、日本以外でも多く取り入れられています。日本では、精密農業を成功させたオランダを参考にしよう、と考えられています。オランダでは、国土の総面積に加え、土壌や日照時間などの地理的な問題を精密農業で解決しました。結果として、オランダの農作物の輸出量は、世界第2位にまでのぼりつめたのです。

オランダでは、一般農家の約8割が、パソコンで農作物に与える肥料や水を調節しています。パソコン管理によって、農作物の品質を一律に管理できるようになるのです。さらに、産学官合同で先端技術の開発を押し進めることで、世界第2位にまでの規模にまで成長しました。

農業国としてトップにいるアメリカでも、精密農業は取り入れられています。とくにドローンの活用がめざましく、ひとつひとつが広大な農地であるアメリカでは活躍するようです。

ドローンが農地に対して適量の農薬を散布し、上空からの調査で農作物の成長度合いや農地の土壌状態を収集・解析しています。このことから、ドローンを活用した精密農業が、アメリカの農業を支えていることがわかります。

まとめ

精密農業とは、農作物や農地を細かく観察して管理する方法をいいます。日本の高品質である農作物を安定した品質を保ちつつ、一定量の収穫を確保するのに必要な方法といえるでしょう。

精密農業の導入事例は、収穫ロボットやビニールハウスにIoTを取り入れるなどがあります。精密農業のひとつのアプローチとして、ドローンが活躍しているのです。

ドローンによる上空からの調査で、農地の状態や農作物の成長度合いを把握できます。また、害虫の発生箇所がわかり、必要な場所にだけ農薬を散布することも可能です。

精密農業には欠かせないドローンを導入するためには、操縦技術や知識が必要です。農業にドローンを取り入れたいと考えているのであれば、ドローンスクールを検討してみてください。農業へのドローン活用を目的とした専門コースもあるので、ぜひ一度調べてみてはどうでしょうか。

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