2019.02.05(火)
ドローンのテクニックをマスターしよう!練習方法とオススメの機種

ドローンを使用している方も、年々多くなってきました。使用方法は人それぞれで、趣味の方もいれば、仕事で使用する方もいるでしょう。しかし、趣味・仕事のどちらでドローンを使うとしても、必要なスキルはある程度同じではないでしょうか。
今回は、スキルを向上させたい方や応用テクニックを知りたいという方に向けてお話をしていきます。覚えておくと便利なスキルなどをご紹介しますので、ドローンのテクニックを身につけたい・向上させたいという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ドローンのテクニックは大きく分けて2つ
ドローンのテクニックとしては「操縦テクニック」と「撮影テクニック」に大きく分けることが可能です。仕事であっても、趣味であってもこの2つのテクニックを磨いておくと便利でしょう。趣味の場合は、空撮はしないと考えている方もいるかもしれませんが、ドローンを使用すればするほど多くの楽しみ方を覚えられます。そのため、操縦テクニックだけでなく撮影テクニックも身につけておくことをおすすめします。
操縦テクニック
空でドローンを飛ばすだけでも、楽しさを感じることはできるでしょう。しかし、より高度な飛行操縦を身につければ、多くの楽しみが増えます。高度なテクニックを身につけられれば、ドローンレースなどの楽しみにも参加することができるようになるのです。遊びの幅も広がりますし、仕事でも役立つことがあるでしょう。なにより、操縦テクニックを磨けば墜落のリスクを軽減させることができます。
撮影テクニック
空撮は、上空から見下ろしたアングルや今までにない構図での撮影が可能になるため、目新しさや斬新さを感じます。そこに、撮影テクニックを加えることでよりプロのカメラマンに近い映像が撮影できるのです。また、ドローンならではの撮影テクニックを覚えるとより一層楽しみが増えるのではないでしょうか。

ドローンの操縦テクニック3つ
ドローンのテクニックを、操縦テクニックと撮影テクニックに分けてご紹介します。まずは、操縦テクニックについてです。基本的な操縦テクニックについては「ドローン操作の悩みを解決!練習方法や場所、気をつけるべきことは? 」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
【ノーズインサークル】
決められた中心地点にドローンの正面(カメラがある方向)を向けつづけて円を描くように飛行させる操縦テクニックです。このノーズインサークルは、撮影テクニックでもあります。アーティストのミュージックビデオなどで、対象者(物)を中心にぐるぐる回っているような映像が撮影できます。撮影の幅も広がるので、ぜひ操縦練習をしてみてください。
【8の字飛行】
ドローンの操縦テクニックのなかでは、8の字飛行ができれば上級者ともいわれることがあります。ドローン操縦者になるのであれば、8の字飛行ができるくらい機体の操縦に慣れることが重要だからです。
このテクニックは、ドローンを同じ高度で常に正面を向けたまま8の字を描きながら飛行させます。慣れてきたら、ドローンの向きを常に内側に向けたままの練習も取り入れてみましょう。
【垂直円形移動】
地面に対して平行な移動は簡単かもしれませんが、地面に対して垂直方向での円形移動はなかなかむずかしいでしょう。地面に平行な向きでの円形移動とは異なるので、奥行きなどの空間把握がより求められます。
まずは、地面に対して垂直方向の四角移動に挑戦してみましょう。四角移動に慣れたら円形移動を練習してみてください。さらに、慣れてきたら、ドローンの向きを横方向に変えたりすることで、より高度なテクニックを身につけられます。
ドローンの撮影テクニック3つ
つづいては、ドローンの撮影テクニックをご紹介します。なかには、操縦テクニックがなければできない場合もありうるので、撮影テクニックだけでなく操縦テクニックも身につけておきましょう。
【構図】
撮影テクニックとして簡単に意識できることが、構図です。構図を意識して取り入れることで、撮影した映像もよりプロレベルに近づくのです。構図は数多くありますが、代表的な構図をいくつかご紹介します。
三分割法という縦横3つずつに分割して撮影する構図があります。バランスの良い映像を映したいときにオススメです。ほかにも、対角構図という構図もあります。橋などの直線的なものを写真の中心から斜めに撮影することで、バランスが取れた映像が撮影できるのです。
【対象物通過】
撮影しているときに、木や建物などの障害物の間をドローンが通り抜ける撮影テクニックです。景色全体を撮影でき、見ている人には迫力ある映像に仕上がります。障害物などの通過するモノの間が狭いほど迫力と緊張感が生まれますが、同時に衝突のリスクも高まります。そのため、操縦テクニックが問われるといえるでしょう。
【リヴィールショット】
撮影対象を最初から画面におさめるのではなく、撮っている映像の途中からフレームインさせる撮影テクニックです。基本的な操縦テクニックに組み合わせられるので、自由に高レベルな映像が撮影できるようになります。
気をつけるべきこととして、動きが加速しやすいため撮影対象に衝突するおそれや映像の乱れがあります。フレームインさせる際には、勢いよくプロポを操作しないように注意しましょう。
ハンドリリース・ハンドキャッチができると便利!
ドローンのテクニックで身につけておくことをおすすめするのが、「ハンドリリース」と「ハンドキャッチ」です。ハンドリリースとは、地面からの離陸ではなく操縦者の手から離陸するテクニックです。もう一方のハンドキャッチとは、機体を手に着陸させる方法をいいます。
ハンドリリースやハンドキャッチのメリットは、離着陸の場所を選ばないことです。離着陸する場所が、常に平らで安定している場所とは限りません。また、操縦者の手のうえで離着陸をできるようになれば、地面近くで舞っている砂ほこりから機体を守ることにつながります。
ハンドリリースは、ハンドキャッチよりも簡単といわれています。片手で機体を持ち、もう一方の手でプロポを操縦します。機体に持ち手となるものがある場合には、持ち手を持つようにしましょう。持ち手がない場合には、機体を手のひらで下から覆うように持つイメージです。プロポのスティックを上に操縦すれば、機体が飛び立ちます。
ハンドキャッチは、持ち手がある機体であれば比較的には簡単かもしれません。機体を操縦者の近くまで寄せて、持ち手をつかみ、プロポを持っている方の手で停止させます。持ち手がない場合、ハンドリリースで離陸させるときのように下から手で覆うようにつかむのです。コツは、自分よりも少し手前の位置に機体を降下させることです。
離着陸の場所を選ばないハンドリリースやハンドキャッチは便利ですが、危険も伴います。高速回転するプロペラに手を近づけるため、接触すると大きなケガにつながるのです。そのため、ハンドリリース・ハンドキャッチをおこなうときは、プロペラと手が接触しないようにすることや風が強い日にはおこなわないようにするなど、気をつけるようにしてください。
また、顔の近くでハンドリリースやハンドキャッチをおこなうのも接触する危険があるので避けるようにしましょう。
ドローンのテクニック習得にオススメの機種
ドローンのテクニックを身につけるのにオススメの機種を3つご紹介します。機体選びに悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
【Potensic D80 】

ノーズインサークルが簡単におこなえるドローンです。回転ポイントを決めることで、自動でポイントを中心に飛行します。撮影テクニックとしてのノーズインサークルを利用したいという人にはオススメの機体です。
【DJI Mavic 2 】

ハンドリリースやハンドキャッチの練習として、持ち手なしの方法を取得したいという方にオススメする機体です。ハンドリリースやハンドキャッチも比較的にやりやすいといわれています。また、カメラを2種類から選択できるので、ドローンの撮影を極めたいという方にもオススメです。
【Holy Stone HS100G 】

こちらは持ち手がついているドローンです。持ち手がついているので、ハンドリリース・ハンドキャッチもやりやすいのではないでしょうか。機体性能も優れており、ボタン操作で戻ってくるオートリターン機能や操縦者を自動で追いかけるフォローミー機能が搭載されています。
まとめ
ドローンは、テクニックを身につけることで楽しみ方や利用の幅が広がります。テクニックは、操縦テクニックと撮影テクニックに分けて考えられます。しかし、どちらのテクニックも関係しあっているので、両方身につけることをオススメします。
今回は、操縦テクニック・撮影テクニックともに3つずつテクニックをご紹介しました。また、習得しておくと便利なハンドリリースやハンドキャッチについても簡単にやり方を触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
テクニックを本格的に磨きたいと考えている方は、ドローンスクールに通うとよいかもしれません。スクールなら、ベテラン講師から操縦技術のノウハウを教えてもらえますし、撮影会などのイベントを開催しているスクールもあります。ドローン関連のテクニックをまとめて身につけることができますので、一度検討してみてはどうでしょうか。
