2019.02.05(火)

ドローンには無線免許が必要?知らないうちに法律違反しているかも…

ドローンには無線免許が必要?知らないうちに法律違反しているかも…

ドローンは、機体によって性能が大きく異なっています。たとえば、カメラの有無や自動飛行の可否などです。性能の違いには、使用する「無線電波」の種類もあげられます。

本コラムでは、ドローンで用いられる無線電波の種類や機体との関係性について解説していきます。また、ドローンには無線免許の資格が必要なのか、電波法を違反した場合の処罰は、といったこともご紹介します。FPVレースや仕事などでハイスペックな機体を使用する方は、ぜひ参考にしてみてください。

ドローンには無線免許が必要?電波の種類

ドローンは、機体本体とコントローラであるプロポとのやり取りで、無線電波を使用しています。無線電波を使用することで、ドローンは遠隔操作できるのです。無線電波は、ドローンだけでなくスマホやテレビの中継などでも使用されています。そのため、いくつかの周波数(≒種類)が存在します。

電波の周波数帯によっては、無線免許の資格がないと使用できない周波数帯もあるので注意が必要です。ドローンで使用されている電波は、おもに2種類に分けられますが、片方の周波数帯には無線免許の資格が必要です。

2.4GHz帯

日本でドローンを飛ばす場合には、こちらの2.4GHz帯の電波を使用することが多いかもしれません。2.4GHz帯の電波を使用するドローンは、無線免許の資格が必要なく、気軽に操縦できるからです。ドローン以外では、電子レンジなどでも使われている周波数帯です。

5.6~5.8GHz帯

2.4GHz帯よりも強力な電波が、5.6~5.8GHz帯の周波数になります。5.6~5.8GHz帯の周波数の電波を使用するドローンの場合は、無線免許の資格が必要です。こちらの電波を使用する機体は、FPVレースやドローンの映像を仕事上で扱う場合に使用されることが多いでしょう。

FPVレースにはアマチュア無線免許が必要

強力な電波である5.6~5.8GHz帯の周波数を使用するドローンには、無線免許の資格が必要になります。なお、ドローンで使用する無線免許の資格は2つに分けることができるのです。まずは「アマチュア無線免許」について解説します。

アマチュア無線免許は、プライベートの範囲内で無線通信を利用するために必要な資格です。強力な電波を使用するドローンを、利益を出す目的ではなく、趣味として楽しむ場合に必要な資格になります。アマチュア無線免許が必要となる趣味のひとつに「FPVレース」というものがあります。

FPVレースは、ドローンによるモータースポーツで、趣味として楽しむことが主な目的となります。FPVとは、ドローンを目で見て操縦するのではなく、機体が撮影している映像を見ながら画面越しに操縦する方法です。画面越しの映像をもとに操縦することで、機体に乗り込んで操縦しているような感覚を体験できます。

FPVレースで使用する機体の多くは、5.6~5.8GHzの周波数を使用することが多いため、FPVレースではアマチュア無線免許が必要です。FPVレースに参加してみたいと考えているのであれば、アマチュア無線免許の取得をめざしてみましょう。

FPVレースにはアマチュア無線免許が必要

業務目的なら陸上特殊無線技士免許が必要

強力な周波数帯を使用するドローンの場合、必要なもうひとつの無線免許資格は「陸上特殊無線技士免許」です。陸上特殊無線技士免許は、おもにビジネスでドローンを扱う場合に必要な無線免許の資格となります。

ビジネスで利用される機体の多くは、5.6~5.7GHzの周波数を使用することが多いです。そのため、無線免許資格が必要になります。アマチュア無線免許はお金による利益を含めてはいけないので、ビジネスシーンで強力な周波数帯のドローンを扱う場合には陸上特殊無線技士免許が求められるのです。

しかし、注意しなければならないのが、陸上特殊無線技士免許では5.8GHzの周波数を使用できません。そのため、産業用ドローンを購入したときやビジネスで機体を利用する場合は、使用する電波の周波数が5.8GHzではないか、を必ず確認するようにしましょう。

ドローンの無線免許資格は、ビジネスなら陸上特殊無線技士免許、FPVレースなどの趣味ならアマチュア無線免許を取得しましょう。それぞれの資格で用途が大きく異なっているので、間違えないように気をつけてください。

電波法を違反した場合の罰則

「ドローン関連の無線免許資格を取得したから、問題なし!」と考えている方はいらっしゃるでしょうか。このように考えている方は、注意が必要です。無線免許の資格があるからといって、電波に関することがすべて自由に利用できるわけではありません。

そもそも、無線電波の使用には「電波法」という法律に従って、適正に取り扱う必要があります。電波法とは、電波を公平・効率的に利用することで、社会をより良くすることを目的に定められた法律です。

そのため、無線免許の資格を持っていたとしても、電波法に反する行為をしてしまうと罰則を受けてしまいます。アマチュア無線免許を持たずにFPVレースに参加すると「30万円以下の罰金刑」に処されます。ほかにも、電波法を違反した場合には「1年以下の懲役刑」や「100万円以下の罰金刑」が科せられることもあるのです。もっと重たい罰則には「5年以下の懲役刑」もしくは「250万円以下の罰金刑」もあります。

ドローンが強力な無線電波を使用する場合には、無線免許資格だけでなく電波法に従った適正な方法で使用することが必要です。ドローン操縦士の方は、電波法についてもきちんと確認することをおすすめします。

ドローンの無線免許に関する注意点

ドローンの無線免許を取得したから良いというわけではなく、ほかにも注意すべきことがあります。たとえば、機体には「技適マーク」がついているかどうかを確認しましょう。日本では、ドローンに限らず無線電波を使用する機械などには技適マークが必要とされています。

技適マークは、電波法の基準に整合していることを証明するマークです。技適マークがない機体を使用すると電波法違反になるおそれがあり、飛行させないよう注意が必要です。とくに海外製のドローンには、まれに技適マークがついていないこともあるので、必ず購入時に確認しておきましょう。

ほかにも注意すべきこととして「無線局の開局」があります。無線免許の資格を取得したら、強力な電波を使用する機体を飛ばしても良いというわけではありません。無線局の開局は「無線免許を持っている私が、強力な電波をこの機体で扱います」という申請になるのです。そのため、無線免許資格を取得したら無線局開局もあわせておこなうようにしてください。

ドローンの無線免許に関する注意点

まとめ

ドローンが使用する電波は、おもに2.4GHz帯と5.6~5.8GHz帯の2つに分けられます。5.6~5.8GHz帯のドローンでは、無線免許の資格が必要です。趣味であればアマチュア無線免許、ビジネスなら陸上特殊無線技士免許の資格を取得しましょう。

無線免許の資格を取らずに、5.6~5.8GHz帯の周波数を使用したり、技適マークがない機体を飛ばしたりすると電波法違反に問われます。電波法を違反すると、罰金刑や懲役刑が科せられてしまうので気をつけてください。

電波法について詳しく知りたい方や不安がある方は、ドローンスクールに通ってみるとよいかもしれません。スクールでは、操縦技術だけでなく電波法などの各種法律についても詳しく学ぶことができます。一度検討してみるのもよいのではないでしょうか。

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