2018.12.17(月)
千葉県でドローンを楽しもう!練習場や空撮スポットをまとめて紹介

近年、ドローンは知名度を急激に伸ばしてきています。しかし、知名度の高さのわりにドローンを飛ばしたことがあるというかたは少ないかと思います。それは、ドローンを飛ばせる場所が限られているということが大きいでしょう。
今回は、ドローンを千葉で飛ばしたいというかたに向けて、千葉のドローン練習場や、ドローンを飛ばすことができる場所を紹介していきたいと思います。
目次
千葉県でドローンを飛ばしたい!航空法をおさらい
ドローン飛行は、千葉県に限らず多くの場所で自由な飛行は禁止されています。これは、航空法などによってドローンの飛行が厳しく制限されているためです。ドローンの飛行が許される条件には以下のようなものがあります。
市街地でない
人家が集中している地域では、ドローンの飛行は禁止されています。これは、墜落などによって市民に被害が及ぶことを避けるためです。
空港周辺でない・150m以上の上空でない
空港周辺や150m以上の上空では、お客さんを乗せた航空機が飛んでいることがあります。この空域でドローンを飛ばすと航空機と接触するおそれがあるので、空港周辺や15m以上上空の空域ではドローンを飛ばしてはいけません。
人や物から30m以上離れている
安全を確保するため、ドローンは人や物から30m以上離して飛行させる必要があります。市街地でなくても、ほかに人がいる場所では飛ばせないということです。また、お祭りなどのイベント会場での飛行も同様に禁止されています。
これらの条件のほかにも、夜間の飛行や操縦者の目でドローンを確認できない状態での飛行も禁止されています。ドローンの飛行条件は多岐にわたるので、飛ばすさいに条件をクリアしているように見えても、一度飛ばす場所を管理する自治体などに確認を取ることをおすすめします。
また、これらの条件は航空法によって指定されたものです。そのため屋内でドローンを飛ばす分には適応されません。市街地にドローンの飛行場などがあっても許されているのはこのためです。
ほかにも、200g以下の重量しかないドローンは航空法の規制対象外です。小さいドローンであれば、航空法によって規制されている場所でも飛ばすことができるでしょう。十分マナーを守って、安全に飛ばすようにしてください。
ただし、航空法以外によって規制されている場所で飛ばすとなると、たとえ200g以下の小さなドローンでも飛ばせないことがあります。公園などでは各自治体の条例でドローン飛行が禁止されていることが多いので、しっかりと確認しておきましょう。

千葉県でドローンを飛ばせる場所を探してみよう
では、じっさいに千葉県でドローンを飛ばすことのできる場所は、どのように探せばよいのでしょうか。まずは、国土地理院の発行している地図を確認してみましょう。日本地図は、国土地理院のHPで見ることができます。この地図では、空港周辺や人家の集中している部分が赤く色分けされています。
少なくとも、この赤くなった地域ではドローンを飛ばしてはいけない、ということになります。この地図ではよくわからない、というかたにはSORAPASSがおすすめです。ドローン飛行のサポートを目的として作られた地図なので、より便利に使うことができるはずです。
SORAPASSには無料版と有料版の2つがあります。飛行禁止区域の確認は無料版でも使える機能なので、まずは無料版を使ってみるのがおすすめです。有料版では気象情報の確認や飛行申請書類作成のサポートなどをしてくれるので、より本格的にドローン飛行をするかたなら使ってみるといいかもしれません。
規制区域がわかったら、あとはGoogleマップなどで細かい部分をつめていくといいでしょう。人の少ない河川敷などが、ドローンを飛ばしやすい場所になります。じっさいに飛ばすさいには河川の管理事務所などに確認を取っておきましょう。
千葉県のおすすめドローン練習場
じっさいに屋外でドローンを飛ばす前に、まずは一度練習することをおすすめします。そこで、千葉県でドローン飛行の練習ができる施設を紹介していきます。
HATAドローンフィールド千葉
東京から車で35分という近さでありながら、屋外でドローンを飛ばすことができるのがこのHATAドローンフィールド千葉です。風などのある状況で練習できるので、本番さながらの飛行を体験することができます。
またHATAドローンフィールド千葉では、ドローンがどこかにいってしまうのを防ぐ初心者用ネットや、インストラクターによる操縦指導などもおこなっています。ドローンの操縦は初めてだという人にもよいのではないでしょうか。
SKY GAME SPLASH
とりあえずドローンを飛ばす程度は問題ない、もっと操縦技術を磨きたい!というかたにおすすめなのがSKY GAME SPLASHです。この施設には単なる飛行場だけではなく、障害物などが設けられたサーキットコースが用意されているのです。
SKY GAME SPLASHではドローンでの空撮のために繊細な操縦をしたり、あるいはドローンを使ったスピードレースなどに挑戦したりすることができます。より高度なスキルアップを目指す方はぜひ訪れてみてください。

空撮ならココ!千葉県のドローン撮影スポット
練習も終えてついにドローンを飛ばせるようになったら、空撮をしてみましょう。千葉でのドローン空撮に向いたおすすめスポットを紹介します。
・片倉湖
ブラックバスのフィッシングスポットとして有名な片倉湖ですが、豊かな自然に囲まれた空撮スポットでもあります。とくに紅葉の季節や雪が降った時には、非常に美しい風景が見られるそうです。釣りを楽しみながら、ドローン撮影をおこなってみてはいかがでしょうか。
・鋸山
鋸山の特徴は、まるでのこぎりのように見える山肌です。石材の発掘場として使われていた鋸山のすべてを撮影することは、その形からなかなか難しいでしょう。ドローンによる空撮であれば、その全景を撮影して特徴ある山の形を確認することができるかもしれません。
・浮島
日本最後の原始の島とうたわれる浮島は、勝山漁港から目と鼻の先にあります。原生林で覆われたその姿は雄大で、絶景の撮影スポットの1つです。また、浮島は無人島であるため、ドローンでの空撮にはおすすめです。
ほかにもさまざまな空撮スポットがありますが、どこで空撮するにしても管理者に許可を取ることを忘れないようにしましょう。また、周囲の観光客などに迷惑をかけてはいけません。

規制地域でドローンを飛ばしたい場合は
ドローンを千葉の規制区画になっている場所で飛ばしたい場合、許可を取る必要があります。国土交通省に申請書類を提出するか、もしくはオンラインによって飛行申請をしましょう。
しかし、申請したからといって必ず飛行許可が出るとは限りません。ドローンの操縦経験が不十分で危険があると判断された場合は、申請が受理されないこともあるのです。
そんなときは、ドローン飛行の認定資格を持っているとスムーズに許可が出ることがあります。認定資格を持っていることはドローンの操縦技術を十分に持っている証明にもなるので、持っていて損はないでしょう。認定資格は、ドローンの操縦を教えるドローンスクールで講習を受けることで取得することができます。
ドローンスクールでは、ドローンの操縦技術だけでなく飛行申請書類の書き方や航空法の規制についてといった学科についても学ぶことができます。ドローンの操縦をしたいという方は、ぜひ受講することをおすすめします。
まとめ
ドローンを千葉県で飛ばす場合、航空法の規制には注意しましょう。さまざまな場所が規制対象になっているので、ドローンを飛ばすことができる場所は多くありません。千葉県内のドローンが規制されていない場所を探すには、国土地理院の地図やSORAPASSを活用するとよいでしょう。
ドローンを飛ばせる場所を細かく確認するためには、Googleマップなどを使っても便利なようです。また、実際にドローンを飛ばす前には一度練習しておくことをおすすめします。千葉県にもドローンの練習ができるところはいくつかあるので、近くの練習場を調べてみましょう。
航空法の規制対象になっている地域でも、国土交通省に許可を取ればドローンを飛ばせる場合があります。このとき認定資格を持っていると許可が下りやすい傾向にあるようです。ドローンの技術や知識を得るためにも、スクールで講習を受けておくとよいでしょう。
