2018.12.14(金)
ドローンを室内で飛ばして練習しよう!おすすめ機種と練習方法を紹介

ドローンという言葉は知っていてもドローンを飛ばしたことはない、というかたは多いのではないでしょうか。ドローンを飛ばすには、さまざまな規制や悪天候を乗り越えなければなりません。ドローンの操縦を練習する必要もあります。
そんなかたにおすすめなのが、室内用ドローンです。室内ならドローンへの規制もありません。もしも、操縦を誤っても大きな事故にはつながりにくいでしょう。
今回は室内でのドローン操縦をおすすめする理由と、実際に室内で飛ばすドローンとしておすすめのものを紹介していきます。ぜひご一読ください。
初心者に室内用ドローンをおすすめする理由
初めてドローンを使う、というかたには室内用ドローンをおすすめします。それには、以下のような理由があります。
200g以下なら航空法の対象外
屋外でドローンを飛ばそうとするときに最も問題になるのが航空法による規制です。しかし、この航空法が対象としているドローンは200gを超えるものなので、200g以下の小さなドローンであれば航空法では規制されません。
室内用ドローンは小型・軽量なので、そのほとんどが200g以下のものです。航空法に縛られないというのは、室内用ドローンの大きな利点です。
自由に飛ばせる場所は少ない
200g以下の小さく軽いドローンは航空法の規制を受けません。しかしだからといって自由に飛ばしてもいいというわけではないことには注意しましょう。
たとえば、道路でドローンを離発着したり道路上をドローンが通過したりすることは、道路交通法に抵触するおそれがあります。また、公園などでも管理者が禁止している場合はドローンを飛ばすことはできません。
航空法以外にも屋外でのドローン飛行を規制するものは多くあるのです。そういったものに違反しないためにも、室内でのドローン飛行をおすすめします。
時間や天候の影響を受けない
暗い夜には飛行しているドローンを視認しにくいため、操縦は非常に難しくなります。激しい雨や強い風の中で操縦することもできません。
その点、ドローンを室内で飛ばす場合はそういった時間や天候の影響は受けません。普段の趣味としてドローンを使うかたには嬉しいのではないでしょうか。

室内用ドローンおすすめ3機種
では、実際にドローンを室内で飛ばすときにおすすめの室内用ドローンを紹介します。購入する際にはぜひ参考にしてみてください。
Luxon JJRC H36
Luxonが開発した室内用ドローンJJRC H36最大のおすすめポイントは、ワンキーリターン機能です。これは、ボタンひとつでドローンが手元に返ってくるというものです。
初めてドローンを操作する際には、ドローンがあらぬ方向に飛んでいってしまうということもよくあるのではないでしょうか。ドローンには有効操縦距離があるために離れすぎると操縦できなくなります。かといってまだ操縦に慣れていない段階ではドローンを手元に戻すのは困難です。
そんなときにこのワンキーリターン機能は非常に便利です。操縦にある程度慣れるまで強い味方でいてくれることでしょう。
Potensic A20W
こちらの室内用ドローンA20Wには、無効距離警告機能があります。これはドローンが有効操縦距離外まで離れそうになると警告してくれる機能で、ドローンが操縦不能になることを防いでくれます。
また、低電圧アラームによってバッテリー容量の低下も警告してくれます。バッテリー容量が低下するとモーターの能力なども低下してしまうので、こちらもドローンが墜落してしまうことを防いでくれるでしょう。
Holy Stone HS210
HS210の特徴は大きなバッテリー容量です。JJRC H36が約8分、A20Wが約5,6分しか飛行できないのに対して、HS210は約20分もの間飛行することができます。また、充電時間もほかと比べて短くなっています。
なるべく長くドローンを飛ばしていたい、というかたにはおすすめです。
室内用ドローンを選ぶポイント
室内用ドローンを選ぶ際に気を付けるべきポイントにはなにがあるのでしょうか。
小さい機体を選ぶ
ドローンはいくつかのプロペラを回転させることで飛行するマルチコプターと呼ばれる機体です。そのため、飛行中はプロペラ音がします。
このプロペラ音は意外と大きいので注意しましょう。プロペラのサイズが大きいほどプロペラ音も大きくなってしまうので、小さなドローンを選ぶとプロペラ音はましになります。
プロペラガード付きを選ぶ
初心者のころにはドローンを壁などにぶつけてしまうこともあるでしょう。そんなとき、プロペラガードのついていない機体を使っていた場合はプロペラが破損してしまうおそれがあります。
プロペラが破損するとドローンが飛行不能になるだけでなく、プロペラの破片でケガをする危険もあります。飛行中のドローンが直接人間にぶつかった際にもプロペラガードがなければけがにつながってしまいます。
ドローンだけでなく周囲の人の安全のためにも、プロペラガードのついた機体を選ぶとよいでしょう。
機能にこだわりすぎない
ドローンにはさまざまな機能のついた製品があります。撮影機能や追尾機能など、どれも魅力的なものばかりです。
しかし、初心者のうちはこういった多機能のドローンはあまりおすすめできません。多機能ドローンはどうしても高価になりがちですし、操縦も難しいことがあるためです。
まずは操縦の簡単な小さな室内用ドローンから始めることをおすすめします。さまざまな機能に手を出すのは、ある程度操縦に慣れてからでも遅くはないでしょう。

室内でできるドローンの練習方法
ドローンを室内で練習するときに大切なことは、まず飛ばしすぎないことです。飛行中のドローンが壁などに接触してしまうと破損につながるおそれがあるからです。まずは一定の高さでホバリングさせられるようになるところから始めましょう。
留めることができたら、次に前後左右に動かしてみます。このとき、一定の間隔を行き来させるようなイメージで練習するとよいでしょう。ドローンの操縦に必要な距離感を身に付けることができます。
ここまでが完璧にできるようになっていれば、ある程度ドローンの操縦には慣れたといえるでしょう。ここからは離発着や旋回などに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。
とにかく最初のうちは慎重にドローンを操縦するようにしましょう。事故を防ぐためにも、ゆっくりと慣れていくことが大切です。
ドローンを室内で飛ばす際の注意点
まず、室内でドローンを飛ばす前にしっかりと広い空間を確保しましょう。障害物となるものを片付けるのはもちろん、同居人がいる場合には事前にドローンを飛ばすことを伝えておくとよいです。とくに小さな子供などは事故につながるおそれがあるので注意してください。
また、ドローンは水に弱いことがほとんどですので、近くに水場がないかも確認するとよいでしょう。水槽や花瓶などは片付けておいたほうが無難ですね。
ほかにも、天井が高いところでもあまりに高く飛ばしすぎるのはおすすめできません。バッテリー切れや操縦電波の問題などで飛行不可能に陥った際に落下の危険があるからです。あまり遠くに離しすぎないほうがよいでしょう。

まとめ
初心者のかたがドローンの操縦にチャレンジするなら、まずは室内用ドローンがおすすめです。小さく軽いために航空法による規制を受けませんし、室内であれば時間や天候に関係なくドローンを飛ばすことができます。
さまざまな室内用ドローンが販売されていますが、選ぶ際には小さい機体にしたほうがプロペラの騒音は小さくなります。また、安全のためにもプロペラガードのついたものを選ぶとよいでしょう。
ドローンを室内で飛ばす際にはいきなり大きく動かすべきではありません。まずはホバリング、次にちょっとした移動と段階を踏んで練習していきましょう。
また、ドローンを室内で飛ばす前にきちんと片付けをすることも大切です。水場などのドローンが故障するおそれがあるものもどけておきましょう。
