2018.12.12(水)

農薬散布はヘリコプター?それともドローン?それぞれのメリットとは

農薬散布はヘリコプター?それともドローン?それぞれのメリットとは

畑仕事は時間も体力もかかる、とても大変な作業の連続です。できる限り効率化したいと考える方も多いでしょう。

しかし大掛かりな農業機械を導入するとしても、お金の問題や扱い方の問題があり、どうしても不安ですよね。

じつは、大掛かりな農業機械を使わなくても簡単農業を効率化できる作業方法がある、というのはご存知でしょうか?

その方法とは、農薬散布ヘリコプターの導入による農作業です!

今回の記事では、農薬散布を無人ヘリコプターでおこなうメリットやデメリットなどを紹介していきたいと思います。最近急激に流行しだしたドローンについても説明していくので、ぜひご一読ください!

農薬散布は無人ヘリコプターで効率化できる

昔に比べて現在の農作業は、乗り込んで使う大型の農業機械によって大幅に効率化されました。広い畑を扱っている農家の方で、ひとつひとつの作物の刈り取りや収穫を鎌などを使ってすべて人力でおこなっているという方は、今ではほとんどいないでしょう。

しかし、畑への農薬の散布という作業は、今でも人間が車輪のついた小さな農薬散布機によって地道におこなっていることが多いようです。広大な作付面積全体に人力でまんべんなく農薬を散布するのは、たとえ機械を使っても簡単な作業ではありません。

そこでおすすめしたいのが、農薬の散布に無人ヘリコプターを使う方法です。ヘリコプターといっても遠隔操作で、機体サイズや騒音は小さく、コストもそれほどかかりません。

無人ヘリコプターならば上から広範囲に一気に農薬を散布することができるため、さまざまな面で農作業が楽になり、効率化させることができるでしょう。

農薬散布は無人ヘリコプターで効率化できる

無人ヘリコプターのメリットとデメリット

ここからは農薬の散布を無人ヘリコプターによっておこなう際のメリットを説明していきます。もちろんメリットばかりでなくデメリットもあるので、それぞれしっかりと確認してください。

[メリット]

素早い農薬散布が可能

農薬散布を人力でおこなう場合、1haあたりおよそ14時間という膨大な作業時間が必要です。それに対し、農薬散布に無人ヘリコプターを使うと、1haあたりわずか10分ほどで作業完了となります。

また、作業時間が少ないため、広い面積に農薬を散布する必要がある場合でも、少ない人員で作業することができるでしょう。

作業時の農薬被ばくを防げる

人力で農薬を散布する場合、どうしても人体に直接農薬がかかってしまう場面があります。

その点、無人ヘリコプターによる農薬散布であれば、作業者は離れたところから作業できるため、農薬被ばくの危険性を非常に少なくすることができるのです。安全性という面でも、無人ヘリコプターは人力よりも有利だといえるでしょう。

高い防除効果

無人ヘリコプターにはダウンウォッシュというものがあります。これはプロペラから発生する風によってヘリコプターの真下に強い風が吹く現象のことです。

このダウンウォッシュによって作物をかきわけることができるので、無人ヘリコプターでは作物の根本や葉の裏までまんべんなく農薬を散布することができます。

[デメリット]

操縦が難しい

無人ヘリコプターを使うには、農林水産航空協会発行の「産業用無人ヘリコプター技能認定証」を持っている必要があります。この産業用無人ヘリコプター技能認定証は、ヤンマーやヤマハなどがおこなっている講習会に参加し、学科や技能検定などをパスすることで取得することができます。

講習会には15日以上かかることもあり、なかなか大変です。また、講習費用として20~50万円ほどかかってしまいます。

価格が高い

農薬散布用無人ヘリコプターの価格は安くても数百万円程度と、決して気軽に買えるものではありません。

ほかにも、農薬を入れるためのタンクやトランシーバーなどのオプション装備もある程度揃える必要があります。実際に無人ヘリコプターを運用する場合には、本体の費用だけでは済まないのです。

また、先に述べた講習会の費用も無視できません。認定証を得るだけでも数十万円の費用がかかることを覚えておきましょう。

使用できる農薬の種類が少ない

無人ヘリコプターから散布される農薬は、一般的に使われている農薬に比べて非常に高濃度なまま使用されます。この高濃度での散布に対応している農薬の種類がかなり少ないという問題があるのです。

現在無人ヘリコプターによる散布を想定している農薬は、全体の6%程度です。今後増えていくことも考えられますが、潤沢な種類の農薬から選べるという状態ではありません。

無人ヘリコプターのメリットとデメリット

農薬散布用の無人ヘリコプターを紹介

ここからは実際に農薬散布に使われている無人ヘリコプターを例にとって、具体的にその能力を紹介していきます。

農薬散布用無人ヘリコプターは、ヤマハやヤンマーといった農業機械を作っているメーカーが主に開発しており、ヤマハからは「FAZER R」という無人ヘリコプターが、ヤンマーからは「YF390AX」という無人ヘリコプターがそれぞれ販売されています。どちらもスペックに大きな違いはないので、ここでは両者の特徴を紹介していきます。

まず気になる大きさですが、本体サイズが幅約0.8m×高さ約1m×奥行約2.8mで、これにさらに直径約3.1mのローターがついているのでかなり大きいといえます。散布装置や燃料を含んだ全体重量は71kgあるので、1、2人で運ぶことは難しいでしょう。

扱える農薬としては、空中散布に適したものなら液剤も粒剤も問題ありません。液剤ならば32リットル、粒剤ならば30kgの農薬を搭載でき、これは農薬散布可能面積ですとおよそ3~4ha程度になります。無人ヘリコプターは燃料や農薬の補給に時間がかかってしまうので、大量の農薬を積めるのは明確なメリットといえるでしょう。

また、豊富なオプション装備があるのも特徴です。たとえば作付面積がそこまで広くない方のための小容量タンクや、操縦を容易にする風速計や電波モニターといったものがあります。

ドローンを利用する手も!無人ヘリコプターと比較

空中からの農薬散布は、無人ヘリコプターの専売特許ではありません。最近農業に台頭してきているのが、ドローンです。

ドローンと無人ヘリコプターは似たようなものに感じますが、大きな違いは操作の自律性にあります。

ドローンはGPSを搭載していたり軌道修正能力があったりするので、ある程度の自律飛行ができます。そのため、無人ヘリコプターに比べると操縦が簡単だといわれているのです。認定資格の取得も、ヘリと比べると短期間でできます。

また、メインローター1本で推力を得ている無人ヘリコプターに対して、ドローンはたくさんのプロペラを持つマルチコプターと呼ばれる機体であることがほとんどです。多くのプロペラを持っていることで、ドローンは無人ヘリコプターよりも安定した飛行ができ、狭い場所にも入っていきやすいという特長があります。

さらに、ドローンは機体サイズが小さく、簡単に持ち運ぶことができます。価格も無人ヘリコプターより安いため、初めて導入する方には向いているといえるでしょう。

一方で、機体サイズが小さいことで搭載できる農薬の量も少なくなってしまうというデメリットもあります。農薬を散布できる範囲も狭くなってしまうので、作業効率という点では無人ヘリコプターに劣ってしまうかもしれません。

ドローンを利用する手も!無人ヘリコプターと比較

ドローン農薬散布に関することはスクールで学ぼう

じつはドローンは、操縦するうえで持っていなければならない免許は存在しません。しかし仕事でドローンを使うならば、やはりしっかりとした知識や技術を身に着けることが必要です。

とくに知識を身に着けることは必須といってもいいかもしれません。なぜならば、ドローンを飛ばす際にはさまざまな法規制があるからです。無免許での操縦は違法ではありませんが、ほかの部分で知らず知らずのうちに法に触れてしまうおそれがあるので気を付けてください。

そういった事態を避けるためにも、ドローンの操縦技術はきちんとしたスクールで学ぶことをおすすめします。技術はもちろんのこと、法律上のドローンの立ち位置や実際にドローンを飛ばす際の許可の取り方といったことまで教えてくれるようです。

しかし、十分な知識が必要という点は、無人ヘリもドローンも同じです。農薬散布を無人ヘリやドローンでおこなおうと考えるならば、十分勉強や準備をしてからということを心がけておきましょう。

まとめ

農薬散布を無人ヘリコプターに任せることには、さまざまなメリットがあります。メリットには作業者の安全を確保できたり農薬の量を減らせたりといったものがありますが、やはり最大のメリットは労力の削減でしょう。

もちろんデメリットもあります。とくに無人ヘリコプター自体が非常に高価格だというのは無視できません。また、操縦が難しく、講習に通う必要があるのも大変です。

無人ヘリコプターではなくドローンによって農薬散布をおこなうという手もあります。ドローンは無人ヘリコプターに比べると農薬の積載量が少なく作業効率は落ちてしまいますが、価格が安い・操縦が簡単などのメリットがあるのです。

ドローンを操縦する際には、さまざまな法規制に気を付けてください。知らずに違反してしまうことを防ぐためにも、しっかりとスクールに通って知識や技術を身に着けましょう。

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