2018.11.23(金)

IT技術と農業?ドローンを活かした「リモートセンシングの農業」とは

IT技術と農業?ドローンを活かした「リモートセンシングの農業」とは


農業は昔から肉体労働として、体に負担をかけながら行ってきました。そのような過去を否定はしませんが、肉体労働を苦手とする労働者が増えてきたことによって、農業に携わる人口が減ってしまったのも事実です。

しかし、近年の技術の発展によって農業の身体的負担が減ってきたのと同時に、効率化が図れるようになったのはご存じでしょうか?それがドローンでのリモートセンシング技術です。

ここではそんな「農業とIT技術」をテーマに「そもそもリモートセンシングとはなにか?」といった基本的な解説から具体的にどのように活かされているのかを解説します。


なぜ農業のIT化が必要?日本農業の問題点

そもそもなぜ農業をIT化する必要があるのでしょうか?これには農業特有の2つの事情から、農業のIT化が求められているからなのです。


・高齢化

年々、農業就業人口の平均年齢が上がっていることから高齢化が進行しています。農業は足腰を非常に使う肉体労働です。高齢化した農業就業者を肉体労働に従事させるのは身体に負担がのしかかるために、IT化で少しでも負担を減らす工夫が必要です。


・人口不足

高齢化が進んでいるのと同時に農業に携わる人口が減少していることから、深刻な人手不足が叫ばれています。そのために少人数でも効率よく農業を行うことができる技術が必要とされており、こういった意味からも農業のIT化が叫ばれています。


今さら聞けない…リモートセンシングってなに?!

では、そんな農業をIT化する助けとなるキーワードがあります。それは「リモートセンシング」です。

リモートセンシングとは「リモートでセンシングすること」ですが、これを日本語に翻訳すると「遠隔で計測すること」という意味になります。直接計測機器などにさわらずに、遠隔操作によって計測を行うことです。身近な例でいえば、人工衛星を利用して雲の位置を測るのもリモートセンシング技術の1つです。

これまでは、人工衛星を利用した田んぼのリモートセンシングしかなかったためにあまり知られていませんでしたが、比較的安いドローンという遠隔で計測する機械が登場したことによって、ドローンでのリモートセンシング技術が注目されるようになりました。


今さら聞けない…リモートセンシングってなに?!


リモートセンシングは農業にも活かされている

これまで、リモートセンシングで農業の効率化を行う場合は人工衛星を利用してきました。

人工衛星は宇宙に常に居続けているため、どれだけ広い土地を管理していても一目で見ることができます。また、リアルタイムで作物の状態を確認することができるため、農業の効率化につなげることができました。

しかし、人工衛星を利用したリモートセンシングは、取得したデータの取り扱いなどのといった知識が多く必要になり、始めるためのハードルが高いです。また、個人で所有する田んぼの面積が人工衛星で管理するには狭いために、利用するためには周辺の田んぼの所有者と連携を取る必要があるなど、普及に時間がかかっていました。

ドローンは当然ですが人工衛星より安く入手できます。また、ドローンとパソコンを連携させることによって、ドローンで入手したデータはパソコンで加工された状態で確認できます。

よって私たちが知るべき事前知識はドローンの操作と情報の確認方法だけになるので、人工衛星より始めるためのハードルは下がるでしょう。


人工衛星だけじゃない!ドローンでリモートセンシング

リモートセンシングは主に農業での活用が期待されていますが、ドローンを活用することで、農業の助けとなるより詳細な情報を手に入れることができるのです。ここではそんなドローンを利用した農業の活用事例を2つ紹介していきます。


・田んぼだけでなく畑の管理もできる

ドローンに映像が撮れるカメラを取り付けることによって、田んぼを見回ることができます。ここまでは人工衛星と一緒ですが、ドローンを利用すると、ブドウなどの人工衛星では見つけることのできない畑の食物の収穫時期を判断することも可能になるのです。


・生育状況を調べることができる

葉の緑色の濃さを計る計測器を取り付けたドローンで空中を低空飛行し、田んぼごとに生育情報を調べることができます。そうすることで、農薬や肥料を散布する量を決定するなど均一な農業を行うことが可能になるのです。

これまで勘を頼りに農薬や肥料の量を決めてきたかと思いますが、勘だけではなく正確なデータをもとに効率よく農業をすることができます。


人工衛星だけじゃない!ドローンでリモートセンシング


ドローンの活躍はほかにも!農業×ITで効率アップ

ドローンはリモートセンシングだけではありません。ほかにも農業の助けとなる機能が多くあります。ここではそんな農業の助けとなるようなドローンの機能を紹介します。


・種まき

ドローンは直線状を正確に動けるため、畝(うね。畑にある細長く盛り上げた土)などに種を植えることも可能です。


・農薬や肥料の散布

前の項で田んぼの管理ができることを説明しましたが、ドローンを使って農薬や肥料を散布することも可能です。これによって重機を出す必要もなくなるので時間短縮につながるのが大きな利点になります。


・鳥獣害対策

ドローンは鳥獣害対策としても有効で、赤外線と光を検知するカメラを取り付け昼夜問わず動物を見つけることが可能です。動物を見つけたときには超音波で撃退することが可能なのでいたずらに動物を駆除するのを防ぐことができます。


農業IT化はここまできた!「ドローン米プロジェクト」

農業のIT化を最大限に活用した「ドローン米プロジェクト」があります。これはドローンを活用してリモートセンシングを行うことによって、無農薬栽培と農業の「完全な見える化」を目指しているプロジェクトです。

ドローンを使って田んぼを見回り、生育が悪いところを見つけたらその場でドローンが肥料を散布したり、センサーを活用して病害虫の早期発見につなげるなどして効率よく農業を行うことが可能です。

またそのような生育の記録や田んぼの土や水、気候や風土などをデータとして保存しておくことで詳細なデータを第三者に公開することができます。


農業IT化はここまできた!「ドローン米プロジェクト」

まとめ

近年の農業は高齢化や人手不足が深刻化しています。

そのため、農業をIT化する基本的な技術として、直接機器をさわらずとも遠隔で管理できるリモートセンシング技術が注目されています。

これまでは人工衛星が主に使われていましたが、ドローンの「入手が容易」「さまざまな機能を持たせることができる」といった特徴からドローンを活用したリモートセンシングが注目され始めました。またドローンの多機能な特徴から、計測だけでなく農薬の散布も行うなど農業の助けとなる機能をつけることができます。

ただドローンで農薬を散布するには航空法上、承認を得ないとできません。承認を得るには操縦技術取得が前提のため、まずはドローンスクールに通ってみてはいかがでしょうか?

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