2018.11.08(木)

ドローンの電波は何種類?知らない間に電波法を違反しているかも…

ドローンの電波は何種類?知らない間に電波法を違反しているかも…

ドローンの操縦には電波が使われています。普段ドローンを操縦するときに、ドローンの電波について意識する場面は多くないでしょう。

しかし、じつは使用している電波の種類によっては、違法になることがあるのです。今回はドローンの電波に関する法律などのルールについて解説していきます。知らず知らずのうちに法律違反をしないために、ぜひ一度ご確認ください。

そもそも電波とは?ドローンと電波の関係

電磁波のなかでも周波数が3THz以下のものが電波と呼ばれています。さらに電波は周波数や波長によって細かく分類することができます。

周波数が高いほど情報量が多く、波長が短いほど遠くまで伝達できるといったように、一口に電波といってもその性質はさまざまです。電子レンジに使われるマイクロ波という強いエネルギーを持つ電波から、潜水艦の通信に使われる超長波という電波まで、その用途も多岐にわたります。

似たような周波数を持つ電波は、お互いに干渉しあう性質を持っています。したがって、近い周波数帯を利用している機器の同時使用は困難です。テレビなどで「周波数帯が混み合っている」といった表現が使われるのは、この電波の干渉に由来します。

ドローンの電波には、Wi-Fiや携帯電話に使われている電波と同じ極超短波と呼ばれるものが主に使われています。Wi-Fiが飛び交っている場所でドローンがうまく操縦できないことがあるのは、Wi-Fiの電波とドローンの操縦電波とが干渉してしまっているためなのです。

そもそも電波とは?ドローンと電波の関係

ドローンの電波は大きくわけて2種類

先に述べたように、ドローンの電波には極超短波が使われています。さらにこの極超短波のなかでも周波数の違いによりその用途は異なっており、それぞれ特徴があります。ドローンに使われている電波は、大きくわけて2種類です。

・2.4GHz帯

日本のドローンのほとんどがこの2.4GHz帯の電波を使っています。Wi-Fiや携帯電話に使われている電波の多くもこの2.4GHz帯付近ですので、電波干渉を起こしやすい周波数帯だといえます。

この周波数帯はISMバンドと呼ばれており、低出力であれば無免許で利用してもよい周波数帯です。そのため、さまざまな産業などで使われています。

・5GHz帯

アメリカなどのドローンの一部は、ドローンの操縦電波に5GHz帯の電波を使っています。2.4GHz帯と比べて多くの情報を伝達することができるため、ドローンで撮影した動画をリアルタイムで確認できるFPV機能などに、主に使用されているようです。

ただし、5GHz帯の電波は日本では無免許での使用が禁止されている周波数帯である、ということには注意してください。これは、ETCなどの公共用途で5GHz帯の電波を使用しているためです。近くをドローンが飛んでいたのでETCが使えませんでした、という事態の発生を防いでいるのです。

ドローンを選ぶ際は「技適マーク」をチェック

技適マークとは正式には技術基準適合マークといい、法律によって定められた基準に合格していることを示すマークです。特定無線設備に該当する電波機器を日本国内で使用する際には、この技術基準に合格していなければいけません。

特定無線設備とは電波使用の手続きを踏まなくても使用してよいとされている、小規模な無線局のことです。身近なところでは、携帯電話などが該当します。

ドローンも電波を利用する機器ですので、技術基準に適合している必要があります。つまり、技適マークのないドローンの使用は、法律に違反しているおそれがあるのです。

日本国内で製造されたドローンであれば問題ないでしょうが、海外から個人輸入したドローンなどでは、この技適マークがついていない可能性があります。使用するまえに、技適マークの有無をしっかりとチェックしましょう。

アマチュア無線技士の取得方法

日本国内において、5GHz帯の電波を無免許で使用するのは違法だと先に述べました。そのため、5GHz帯の電波をドローンの操縦電波としているドローンを使うには、免許を取得する必要があります。

5GHz帯の電波のうち、5.8GHz帯の電波を使用するために必要な免許が、第4級アマチュア無線技士というものです。この資格は国家試験に合格すれば取得できます。受験条件は特にないので、受験のハードルは高くありません。

また、JARD(一般財団法人日本アマチュア無線振興協会)という団体によって講習会も開催されており、この講習会の最後におこなわれる修了試験に合格しても、アマチュア無線技士の資格を取得することができます。

JARDの講習会に参加するためには安くない受講料が必要ですが、その分合格率は高くなっています。国家試験の合格率は7割程度とされている一方で、JARDの修了試験の合格率は99%といわれているのです。自分にあった方法で資格を取得するとよいでしょう。

アマチュア無線技士の取得方法

陸上特殊無線技士の取得方法

ドローンの映像配信には、5.8GHz帯の電波だけでなく、5.7GHz帯の電波も使われることがあります。5.7GHz帯をドローンの電波として使うためには、第3級陸上特殊無線技士という資格が必要です。

これも先のアマチュア無線技士と同様に、国家試験に合格することで取得できます。また、養成過程を受けることでも取得できます。

第3級陸上特殊無線技士を取得するための養成過程はオンラインでも受けることができるため、確実に資格取得を目指す場合はこちらがおすすめです。もちろん費用はかかりますので、安く抑えたいという方は直接受験してもよいでしょう。

陸上特殊無線技士の取得方法

ドローンの電波トラブルに注意!事故例を紹介

先に述べたとおり、周波数帯が近い電波同士は干渉しあいます。ドローンの電波がほかの電波と干渉してしまうと、ドローンが操縦不能に陥る可能性があります。

たとえば、アメリカではニュース番組の生放送中にドローンが墜落するという事故がありました。これは、ニュースの撮影現場にさまざまなWi-Fiが飛び交っていたため、その電波とドローンの操縦電波とが干渉したのがひとつの原因だと考えられます。

また、ドローンにカメラを外付けしてその映像を配信しようとしたところ、ドローンが墜落してしまうという事故も過去には発生しています。これは、カメラ映像を送信する電波とドローンの操縦電波とが干渉したことによる墜落でしょう。

ドローンの操縦電波と近い周波数帯の電波を使う機器の近くでは、ドローンを扱わないようにしましょう。

まとめ

ドローンの操縦には電波が使われています。このドローンの電波には大きくわけて2種類ありますが、そのうち5GHz帯の電波は日本では無免許で使用することができないので注意しましょう。

また、日本国内で電波機器を使用する場合、技術基準に適合している必要があります。そのため、技術基準適合マーク(技適マーク)のついていないドローンの使用は、違法になるおそれがあることは知っておいてください。

5.8GHz帯の電波の使用には第4級アマチュア無線技士が、5.7GHz帯の電波の使用には第3級陸上特殊無線技士がそれぞれ必要です。どちらも、直接受験する方法以外に講習を受けるという手段でも取得することができるので、自分にあった方法で取得しましょう。

ドローンの電波がほかの電波と干渉してしまうと、操縦不能に陥ってしまうおそれがあります。過去に実際に電波干渉による事故は発生しているので、気をつけましょう。

SNSダミー

関連記事

SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト

SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト|SEOテキスト