2018.11.07(水)
ドローンを屋外で飛ばしたい!知っておくべきルールとオススメ機種

ドローンの普及はどんどん広まっています。「ドローンを屋外で飛ばしてみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、ドローンを屋外で飛ばすときには、注意しなければいけないことが多くあります。
今回は、ドローンを屋外で飛行させる場合のポイントをご紹介します。ドローン初心者や、これからドローンを考える人に向けた内容をお話しします。おすすめのドローンについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ドローンを屋外で飛ばす場合は法律に注意
ドローンを屋外で飛ばす場合に注意しなければならないのが「法律」です。たとえば、200g以上のドローンは航空法による制限を受けます。飛行禁止空域が定められている場所では自由に飛ばすことはできません。
それ以外にも、操縦器であるプロポ(操縦機)とドローン本体のやり取りで、周波数が高い無線を使用する機体であれば、電波法に抵触するためアマチュア無線の資格が必要になります。
そのほかにも、小型無人機等飛行禁止法や肖像権やプライバーの権利などにも注意しなければいけません。ドローンを屋外で飛ばす場合は航空法をはじめとした、さまざまな法律に注意する必要があるのです。

トイドローンを屋外で飛ばすことはできる?
ドローンの種類は多く、業務用から一般用までさまざまな種類のドローンが販売されています。そのなかにトイドローンと呼ばれるものがあります。トイドローンは趣味でドローンを飛ばしてみたいという方向けの、小さくて安価なドローンです。
トイドローンも屋外で飛行させることもできますが、機体が小さいため風の影響を受けやすいです。バランスが安定しないので、墜落する危険性が高まります。トイドローンを屋外で飛行させる場合は天候に注意しましょう。
トイドローンのなかでも、よく聞く「Tello」を飛行させた映像をご覧ください。
屋外飛行だと、風の影響を受けやすくなります。とくに、離着陸時に影響を受けやすいので、注意が必要です。
ドローンを屋外で飛ばす際の注意点まとめ
ドローンを屋外で飛行させる場合、法律や天候はもちろんですが、ほかにも気をつけるべきことがあります。一度確認しておきましょう。
【法律・ルール】
航空法をはじめとして、多くの規制がドローンにはあります。そのなかでも飛行禁止空域や飛行方法にはとくに注意が必要です。
ただし、航空法で定められた禁止空域は、絶対にドローンを飛行させてはいけないというわけでありません。事前に申請し、許可を得れば飛行させることができます。
空港周辺での飛行や夜間飛行、人やものから30m未満で飛行については「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」に記載されています。飛行前に確認するようにしましょう。
ガイドラインについては「ドローンのガイドラインを知ろう!もしかしたらルールに違反してる? 」で詳しくご紹介しているので、こちらも合わせて読んでみてください。
【天候】
そのほか、ドローン操縦で気をつけることとして「砂ぼこり」があります。ドローンは精密機器を多く搭載しています。砂ほこりが内部に入り込めば、不具合の原因になりかねません。
また雨天の場合も、さびの原因となることが考えられるので、注意が必要です。飛行前には天候を確認するようにしましょう。
【機体整備】
屋外で飛行させる場合は機体整備にも注意が必要です。屋外飛行の場合は墜落により他人にケガ、所有物を損傷させるおそれがあります。万が一に備えてプロペラの大きな損傷がないか、内部に砂ほこりが入り込んでいないかなど、機体の状態を確認するようにしましょう。
バッテリー不足の場合には操縦不能になり墜落するおそれがありますので、ドローンやプロポのバッテリーを充電してから飛行させましょう。またバッテリーが膨らんでいる場合はガスが内部で発生している危険な状態ですので、交換するようにしてください。

屋外でドローンを飛ばしたいならコレ!オススメ機種3つ
ドローンを屋外で飛行させることは禁止ではありません。多くのかたがドローンを飛行させてみたい、上空からのきれいな映像を撮影してみたいと、思うのではないでしょうか。
そこでドローンを屋外で飛行させる場合のオススメ機種を3つ、ご紹介します。
Holy Stone HS200

ドローン初心者にもオススメの機体です。初心者の操縦でむずかしいことのひとつに、離着陸があります。このドローンはボタンひとつで離着陸ができます。それにより初心者のかたも安心できるのではないでしょうか。
DBPOWER U818A

さきほど紹介したドローンと同じようにボタンで離着陸ができます。またバッテリーの残量が少なくなったときに音で知らせてくれる機能がありますので、安心です。
DJI Mavic 2 Pro

高性能カメラを搭載しており、上空からのきれいな映像を撮影できるドローンです。障害物を自動で回避する高性能機能が搭載されています。屋外では障害物も多いので安心につながります。
まとめ
ドローンを屋外で飛行させる場合は、ご説明したように「天候」、「法律」など多くのことに注意が必要です。とくに法律やルールは新たに変更・策定されるかもしれません。ドローン操縦者は法律・ルールはこまめに確認するようにしましょう。
もし法律・ルールに不安があるかたはドローンスクールに通うのも検討してみてはどうでしょうか。実習だけでなく、法律・ルールについて学びことができます。ドローン操縦者として、安全に配慮して屋外でドローンの飛行や撮影を楽しみましょう。
