2018.10.31(水)

水稲直播栽培を導入するメリットとは?!ドローンで種まきをする時代

水稲直播栽培を導入するメリットとは?!ドローンで種まきをする時代

農業は、野菜や穀物、果物などを生産する業種であり、私たちの生活には必ず必要なものです。しかし近年、農業をしている方が減りつつあるのをご存知でしょうか。また農業には、機械を導入するために膨大な時間と高額なコストがかかってしまいます。そのため、人の力で作物を育てるという場合もあるようです。

しかし現在、農業の新しい形を目指す「スマート農業」というものが注目されています。これは農業へ最新技術を導入することで、効率化と低コスト化を目指す新しい農業のかたちです。

その手法のひとつに水稲直播栽培(すいとうちょくはんさいばい)といわれる栽培方法があります。このコラムでは水稲直播栽培と、水稲直播栽培で活躍している新技術について紹介します。

水稲直播栽培ってなに?導入するメリット

日本では、農業を引き継ぐ人が少なくなっています。そのため生産性が低下しつつあるようです。生産性をあげるため、農家に対する新たな技術開発がつよく望まれています。

そこで新たに開発された技術が「水稲直播栽培」です。水稲直播栽培は水田に直接種をまく栽培方法です。従来は水田に直接種をまかずに、ポットに種をまき、芽がでたら水田に移植する「移植栽培」という方法が一般的でした。しかし作業の約4割を占める育苗や移植作業をなくすことにより、作業コストを抑えることができるのです。

また水稲直播栽培は、種から育てるため通常の移植栽培と比べて、収穫時期は1週間から2週間ほど遅れます。収穫時期は稲刈り作業で大きな労力を使用します。水稲直播栽培と移植栽培を組み合わせることにより、収穫時期の労力を分散することも可能です。

一方で、水稲直播栽培にはデメリットもあります。移植栽培の場合は、芽がでた苗を植えるため発育も比較的よいです。しかし水稲直播栽培は、発芽しない場合もあるため収穫量は低下してしまいます。

メリットもデメリットもある水稲直播栽培ですが、コストの削減や労力面から全国で導入が拡大しているようです。

水稲直播栽培ってなに?導入するメリット

水稲直播栽培は種子のコーティングが重要

農業をしている方からすると「直接水田に種をまいたらちゃんと育たないのでは?」と思うかもしれません。

水稲直播栽培は種をコーティングするという手法をとっています。種をコーティングすることによって発芽しやすくしたり、鳥の被害を防ぐことができるのです。コーティング方法は以下の2つあります。

カルパーコーティング法

過酸化カルシウムを使用することで、酸素を発生させ発芽させやすくします。作物は酸素があると成長しやすいようです。種をまいたあと、落水管理も並行しておこなうことで発芽と苗立ちを安定させることが可能です。

鉄コーティング法

鉄コーティングでは、鉄の重みを利用することで種が浮いてきてしまうのを防ぎます。さらに鉄を利用しているため、スズメなどが種を食べてしまう被害を防ぐこともできるのです。

上記のコーティングで使われる資材は農薬品の扱いではないため、比較的安価で入手することができます。さらに、農業がお休みになる時期にコーティングの準備をおこなうことも可能です。

コーティング自体はポイントを押さえれば誰でもできます。しかし、鉄コーティングをおこなう場合に種が熱をもちます。そのため、十分な放熱をさせておかないと種を傷めてしまうおそれがあります。

ドローンによる直播栽培がついに実現

近年では、建設業界や配送関係などさまざまな場所でドローンが活躍しています。そのドローンが農業関係にも導入されつつあるのをご存知でしょうか。農業では、農薬散布や種まきなどをドローンでおこなう取り組みも始まっています。

ドローンによる種まきがついに実現し、下記のような動画が撮影されました。ドローンを開発している会社の中で最大手といわれているDJI社が開発した、AgrasMG-1シリーズを使用しています。

動画でわかる通り、とても安定したドローン飛行をおこなっています。これにより種まきにばらつきがなく、効率よく種をまくことができます。農薬散布にも使用される機種なので、耐重性もあります。


こちらの動画は先ほどの動画で使用されていたドローンの紹介動画です。農業をやられている方の目線からの紹介もあります。現在農業をやられている方からみると、同じ気持ちを感じる方もいるのではないでしょうか。

農業におけるドローンの活躍はまだまだある

先ほどの項目でもありましたが、ドローンを利用した農業の作業効率化はドローンによる種まきだけではありません。ドローンによる農薬散布をおこなうことで、従来では膨大な時間とコストをかけていた作業を削減できます。

ドローンが農業で活躍できる場面は作業の効率化だけではありません。農業には害獣対策をしっかりとしておく必要があります。しかしいくら対策をしたからといって必ず防げるわけではありません。

そこでドローンを使用することで、安全に点検や万が一害獣に遭遇した場合、音などで撃退することが可能な機体もあるのです。

現在でも農業用のドローンは研究、開発され進化を遂げています。今までは大きな畑をもつ方も自身で歩き、ひとつひとつ作物の状態を調べていました。しかしドローンを使うことで、作物の状態や管理までおこなうことができるといわれています。

農業におけるドローンの活躍はまだまだある

ドローンを農業に導入するためには

実際に水稲直播栽培などで自身の農業へドローンを導入する場合、どうすればいいのでしょうか。農業でドローンを導入する場合、農林水産省より「産業用マルチローターオペレーター技能認定」を受ける必要があります。

産業用マルチローターオペレーター技能認定資格は、農林水産航空協会が指定した教習施設へ入り教習を受けることで取得できます。この資格は操縦する際に必要なので、取得するようにしましょう。

またドローンには、「航空法」とよばれるドローンの重量によって定められている法律と、ドローン全般に定められている規制があります。農業でドローンを使用する場合、この規制に関連するため国土交通省の許可または承認を得る必要があります。航空法と規制の内容は下記の通りです。

◆航空法

航空法は、200g以上のドローンに対し、「空港の付近や敷地内での飛行禁止」「人口密集地(人が沢山集まる場所)での飛行禁止」「上空150m以上の高さを飛行禁止」以上3つのことを禁止しています。そして、ドローン全般に定められている規制では以下の通りです。


◆ドローン飛行に関する規制

・夜間のドローン飛行禁止

・ドローンの目視外での飛行禁止

・建物や人から30m未満の距離でドローンを飛行させること禁止

・イベントや催しが行われている場所の上空でドローン飛行禁止

・爆発物や薬物など危険物の輸送禁止

・ドローンから物を投下するのは禁止


航空法と規制は、安全が確保されていれば航空局などに申請することで飛行許可を得ることができます。農業の場合、ドローンから農薬や種を散布することが「ドローンからの物の投下」に該当します。そのため、ドローンを農業で使用するときには事前に許可を得るようにしましょう。

まとめ

現在の農業界隈では、若手不足や作業にかかるコストや膨大な時間などさまざまな課題があるといわれています。しかし、ドローンの導入によって「スマート農業」とよばれる新しい形が浸透しつつあるそうです。

水稲直播栽培は、水田へ直接種をまくことでコストとかかる時間を大幅に削減できます。さらに、ドローンを使用することで、規模の拡大やさらなる効率化を図れることでしょう。

ドローンによる農業効率化には、航空法と規制が関わってきます。農業でドローンを使用するときには産業用マルチローターオペレーター技能認定の資格と、飛行許可を得るようにしましょう。

農業でドローンを使用するには操縦技術も必要です。操縦技術は個人で身につけるにも難しいかもしれません。ドローンスクールでは、屋外の飛行実習や法律などの知識を身につけることができます。農業でドローンを活用するときには、ドローンスクールで操縦技術を磨いてみませんか?

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