2018.10.26(金)
ドローンの遊び方は無限大!基本的なものからユニークは楽しみ方まで

ドローンで遊んでみたいけど「どんなドローンを選んでいいかわからない」とお悩みではありませんか。ドローンの遊び方はどんどん多様化しつつあります。空撮はもちろん、ドローンレースや魚釣りなど、新しい遊びかたも増えています。
今回は、ドローンは値段が高いというイメージをおもちの方にオススメの低価格ドローンや、ドローンを使った遊び方をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
目次
まずは飛ばしてみよう!ラジコン型ドローンの遊び方
ラジコン型のドローンとは、飛ばすことを目的としたドローンです。一般的には200g以下で、トイドローンと呼ばれます。中型のドローンと比べると小型なのが特徴で、室内で飛ばすことができます。「とりあえず、ドローンで遊んでみたい」という方にもピッタリでしょう。
では、トイドローンの遊び方をご紹介していきます。トイドローンのコントローラーには「モード」と呼ばれる操作方法の種類があり、「モード1」と「モード2」から選択します。
コントローラーをもったときに右手の親指でドローンを上昇・下降させる設定はモード1、左手の親指で上昇・下降させる設定はモード2と考えてください。日本のラジコン型ドローンの操作はモード1が主流です。
ラジコン型のドローンの多くには、ドローンの姿勢を維持してくれるセンサーがついています。またホバリングの機能もあるので、空中での操作性はラジコンよりも良いと感じるかもしれません。空中でアクロバットな飛行をすることができる機種もあります。

ドローンの選び方と空撮にオススメの機種
ドローンの機種は年々増えているため、どれを選んでいいか迷う方も多いはずです。ドローン購入する際は、以下のポイントに注意して選びましょう。
技適マーク
ドローンを操作する際には電波を用います。日本国内では電波法によって使用できる電波に規制があります。使用電波の基準を満たしていることを示す「技適マーク」と呼ばれるものがあるので、技適マークがついているドローンを選びましょう。
この技適マークがついていないドローンを許可なく飛行させると、電波法で罰則を受けることになるため、必ずチェックしましょう。
操作性、安定性
ドローンをはじめて操作する方は、安定してドローンを飛行させられるのか不安に思いますよね。機種によっては、プロペラが何か接触した場合に自動的に停止する機能や、GPSで位置を把握して出発地点に自動で戻ってくる機能が備わっているドローンもあります。
軽量のドローンは風などの天候の影響を受けやすいため、操作ミスや事故につながりかねません。ご自分の操縦に不安がある方は、安定して飛行できる機能や操縦を補助してくれる機能がドローン備わっているかも要チェックです。
カメラの性能
空撮が目的であれば、ドローンに搭載されているカメラの性能も大事なポイントです。高解像度の撮影ができるかどうかや、撮影中のブレを制御する「ジンバル」という機能も備わっているかなどを確認しておきましょう。
ただし、一般的にカメラ性能が高いほど価格も高くなるため、予算と目的に合わせて選ぶとよいでしょう。では、ドローンの遊び方としてはメジャーな、空撮にオススメのドローン機種をご紹介します。
・HS160

Holy StoneのHS160は折り畳み式のドローンです。重量は約80g、ポケットに入るほどの大きさでどこにでも持ち運ぶことができます。720pHDカメラで撮影ができるほか、ボタンを押すと自動でホバリングする機能もついています。着陸もボタンで簡単におこなえるため、初心者にオススメの機種です。
・Tello

トイドローンのなかでも、人気なのがTelloです。重量はわずか80g、1万3,000円前後の価格で、安定した操縦と高解像度の写真・映像撮影を楽しむことができます。バッテリーが少なくなってきたときに警告する機能や、スマートフォンとの簡単な接続で飛ばせることなど、初心者には優しい機能が備わっているところも魅力です。
・Mavic Air

ポケットに入るほど小型なドローンでありながら、4K画質の動画を撮影できるドローンです。手振れを抑える「3軸ジンバル」機能も備わっており、折り畳みもできるため持ち運びも簡単にできます。旅行やレジャーが好きな方に向いているドローンといえるでしょう。ただし、価格は約10万円前後とトイドローンと比べると高価格になります。
FPV搭載ドローンで遊び方はもっと広がる
ドローンに関連する言葉に「FPV」というものがあります。FPVとは一人称からの視点という意味で、ドローンに搭載されたカメラからの映像を見ながら操縦できる機能のことです。
このFPV機能を搭載したドローンから送られてくる映像は、手元のモニターや着用したゴーグル(ヘッドセット)で見ることができます。このFPVという技術は、今後ドローンの遊び方に新たな変化をもたらしてくれるかもしれません。
ただし、FPVの機種のなかには5.7~5.8GHz帯の電波が使われている製品もあるため、FPV機能搭載ドローンを飛行させる場合は注意が必要です。5.7~5.8GHz帯の電波は電波法上の規制がかかります。
5.7~5.8GHz帯の電波を使用するドローンを飛行させる場合には、無線局の免許を得ておかなければなりません。またアマチュア無線4級以上の資格の取得も求められます。アマチュア無線の講習会を受講するなどして、資格を取得しましょう。
新しいドローンの遊び方!ドローンスポーツとは
ドローンが広く普及したことにより、新しいドローンの遊び方も誕生してきています。その一つがドローンレースです。その名の通り、ドローンを使ったタイムレースで、大きく分けて目視でドローンを操縦するレースと、FPV機能を使って操縦するレースがあります。ゲートや障害物を避けながら、高速で飛行するドローンの映像は迫力満点です。
ドローンレースを始める方のなかには、子どもと遊びたいという動機から始める人もいるようです。ドローンは子どもとのコミュニケーションのツールにもなっています。
近年では世界各地で大会もおこなわれ、日本にも3つのドローンレース主要団体が開催する大会があります。興味のある方はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

こんなことも?!変わったドローン遊び方
新しいドローンの遊び方としてドローンレースをご紹介しましたが、ドローンの遊び方はそれだけではありません。ここでは、少し変わった遊び方をいくつかご紹介します。
スノーボード
動きの激しいスノーボードは、カメラで撮影することが難しいですよね。自動追尾機能を備えたドローンをスノーボードに活用することで、ダイナミックな映像を撮影することができます。
魚釣り
ドローンのなかにはフィッシング専用のドローンもあります。取り付けたLEDやソナーで魚を集めることや、魚群をさぐることができるドローンです。またドローンのアームに仕掛けを取り付けて、映像を確認しながら釣り上げることもできます。
ドローンサッカー
ドローンサッカーは、ドローンとサッカーを組み合わせた新しいスポーツです。ゲームは5人対5人でおこなわれ、リング状のゴールをくぐることで得点が入ります。韓国ではすでに公式大会が開かれていて、今注目を集めている新しいドローンの遊び方です。
まとめ
今回はトイドローンやドローンの遊び方をご紹介してきました。ドローンには、空撮に向いているものから魚釣り用など、様々な種類があります。
最近では、はじめてドローンを使う方にも使いやすい機種もたくさん出てきています。高価なドローンにはまだ手が出ないという方も、まずは安価なトイドローンから気軽に始めてはいかがでしょうか。
ドローンの遊び方は一様ではありません。どのように使って遊ぶ方はみなさんの自由です。飛行ルールをしっかり守って、ドローンを楽しんでくださいね。
